モンスターラボ、UAEでのAIソリューション事業展開へ新たな一歩

モンスターラボ、UAEでのAIソリューション事業展開

株式会社モンスターラボホールディングス（以下、モンスターラボ）は、2025年2月にアラブ首長国連邦（UAE）のドバイとアブダビを視察しました。この訪問は、AIソリューション事業の展開に向けた市場調査と、現地企業とのパートナーシップ構築に向けた協議を行う目的で実施されました。

現地視察の目的と背景

中東地域、とりわけUAEは、ここ数年、経済の多様化に向けてデジタル技術への投資を急速に進めています。石油依存型の経済から脱却を図るため、国家ビジョンに基づき、持続可能な成長を目指しています。このような背景のもとで、モンスターラボはデジタル変革と社会的な課題解決を支援すべく、現地のニーズに応じたAIソリューションを提供することを目指しています。

現地企業との交流

視察期間中、モンスターラボはUAEの主要企業と数回にわたり面会し、AIおよび大規模言語モデル（LLM）技術を活用したビジネスのモダナイゼーションに関する関心を深めてきました。現地パートナー候補企業との意見交換を通じて、UAE市場のニーズや課題を理解し、その解決策を考えるための具体的な戦略の枠組みを提案しました。

さらに、地域に拠点を持つ日系企業とも積極的に交流し、モンスターラボのAIソリューションの導入事例や業務効率化による収益向上に向けた意見を交換しました。その中でいくつかの企業と具体的な協業の可能性についての議論が進んでおり、AIを活用したオペレーショナル・エクセレンスの実現を共に目指す方針です。

将来的な展望

モンスターラボの中東地域エンゲージメント責任者である荒巻光平氏は、「UAEではデジタル変革が加速しており、AI技術による業務効率化と収益向上への期待が高まっている。この訪問では、現地企業の直面する課題とニーズを深く理解することができた。」と述べており、今後も現地企業と連携しながら持続可能な経済成長に向けて貢献していく意向を示しています。

モンスターラボの概要

モンスターラボホールディングスは、東京・渋谷を本拠地に、現在12カ国でデジタルコンサルティングとプロダクト事業を展開しており、クライアントのデジタル変革をサポートしています。設立は2006年で、資本金は約21億9,331万円に達しています。

今後もモンスターラボは、UAEを含む中東地域においてAIソリューション事業を通じての活躍を期待されています。持続可能な経済発展を目指し、未来を見据えたビジネス戦略の構築を進めていくことでしょう。