エニワン交流会
2025-06-18 11:38:28

偏見のない社会を目指すエニワンプロジェクト交流会の報告と次回開催情報

偏見をなくすための交流会が開催されました



一般社団法人エニワンプロジェクトは、難病や障がいを持つ人々に対する社会的偏見をなくすことを目的に活動しています。2025年5月現在、当プロジェクトは毎月、患者同士・家族や友人・支援者同士が集うオンライン交流会を開催しており、計44名が参加しています。

患者同士の交流会【COMMU】と支援者同士の交流会【SUPPO】



最近、公表された交流会レポートは、4月27日に行われた患者同士の交流会【COMMU】と、5月17日の家族や支援者を対象とした交流会【SUPPO】の内容をまとめたものです。これらの交流会では、参加者が自らの体験をシェアし、どのように偏見に対処してきたのかや、今後の支援の在り方について意見を交わしました。こうした声は、社会全体が病気を抱える人々への理解を深めるために必要不可欠です。

偏見を感じた具体的な事例



各交流会では、具体的な偏見の実体験が語られました。たとえば、化学物質過敏症を抱える患者の方は、難病指定もされず、制度の隙間に苦しんでいると訴えました。彼女は、障害者雇用について相談した際に、希望する働き方に対する冷たい対応を受け、大きなショックを受けたといいます。また、患者の家族からは、病を抱える人が職場で受け入れられないのではないかと不安を感じ、結果的に夫を隠す形で働かせてしまったという体験が共有されました。

雇用の課題も浮き彫りに



交流会では、雇用に関する問題も浮き彫りになりました。多くの患者やその家族が、働きに出ることを希望しても、一般枠での雇用が難しいと感じている事例が多く見受けられます。厚生労働省によると、障がい者雇用促進法に基づいて依然として多くの方々が働いていますが、条件が合わずに職を得られないという現実もあります。特に、障害者手帳を取得していない難病患者が新たな職に応募する際には、他の人々と同じように公平に評価されることが難しいことが調査結果からも明らかになってきています。

6月28日の交流会【SHARE】の告知



次回の交流会は6月28日(土)に開催され、患者とその家族・支援者が対話を通じて互いの思いを理解し、偏見をなくすための行動を考える場として機能する予定です。この交流会は無料で参加が可能であり、患者支援に携わる企業や団体も参加することが推奨されています。各業界からの参加は、社会的背景に関する広い視点を提供し、より良い支援の提供へとつながるでしょう。

参加者からのフィードバックを募集中



また、エニワンプロジェクトでは、交流会参加者が体験を共有する「あなたの声を聞かせてください」企画も実施しています。偏見を感じた具体的なエピソードや、交流会を通じて感じたことをシェアすることで、新たな支えを築く手助けになります。これらの意見は、将来のイベントや活動に反映されるかもしれません。

まとめ



エニワンプロジェクトの活動は、難病や障がいを持つ方々が抱える日常の問題を無視せず、彼らの声を届けるための大切な一歩です。社会全体がこの問題をより考えるきっかけとなるような取り組みが今後も続いていくことを期待しています。皆さんも、各交流会に参加することで一緒に理解を深め、偏見をなくすために貢献できるでしょう。


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