ウィンドリンク株式会社が展示会「WIND EXPO」でレンズ風車を発表

ウィンドリンク株式会社、レンズ風車の魅力を発信

ウィンドリンク株式会社は、東京ビッグサイトで開催された「WIND EXPO【春】」に出展し、その技術力を披露しました。本展示会で注目されたのは、九州大学が発生の背景を持つ国産のレンズ風車です。この風車は、独自の構造によって風の流れを効率的に活用し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

レンズ風車の特徴

1. 世界屈指の発電効率

レンズ風車は、その独自の「ディフューザ」構造により、風の速度を大幅に加速させることができます。このため、同じサイズのローターを持つ従来型と比較して、2～3倍の電力を生成することが可能です。特に台風などの厳しい風条件下では、自動制御システムが作動し、風車を安全に停止させることができるため、安心して運用できます。

2. 静音設計

従来の風力発電機においては騒音が大きな問題でしたが、レンズ風車はその音を大幅に低減しました。特に、翼端で発生する騒音を従来の約1/10に抑えることに成功しており、住宅地や都市部でも設置が進んでいます。これにより、環境への影響が少なく、より多くの利用シーンが広がっています。

3. 鳥類保護の観点

風力発電における課題の一つは、ブレードに衝突する鳥類です。ウィンドリンクのレンズ風車は、特別に設計されており、鳥が目にしやすい形状を取り入れることで、衝突事故をゼロにしています。これまで10年以上運用した実績にもかかわらず、事故は報告されていません。そんな風車の設計は、エコロジーにも配慮されています。