深刻化する人材流出を解決するために
2026年9月2日、株式会社イマジナが金沢で開催した「経営者のためのインナーブランディングセミナー」では、企業のブランディングや組織開発に必要な新しい視点が提示されました。現在、多くの企業が「働きやすさ」を前面に打ち出した採用活動を行っていますが、それでも人材が離脱する問題は依然として深刻です。このセミナーは、そうした課題に対処するために、経営層や人事担当者が集まり、最新の研究やデータに基づく有益な情報を共有する場となりました。
セミナー開催の背景
現在、多くの日本企業が抱える「採用難・早期離職・管理職の育成不足」という問題は特に厳しい状況です。スイスの国際経営開発研究所の調査によると、日本企業のマネジメント教育は64ヶ国中60位と、国際的に見ても低迷しています。このような背景から、イマジナはこれまでに3,000社以上の組織改革を行ってきた実績を背景に、表面的な労働環境の改善だけでなく、社員一人ひとりが自覚的に「次世代へ貢献している」と実感できるようなインナーブランディングの重要性を強調しました。
セミナーハイライト
セミナーは大きく3つのポイントに分けられ、多くのメディアの注目を集めました。
1. 現状維持バイアスの解明
セミナーの一つ目のトピックでは、人類の250万年の歴史に基づく「現状維持バイアス」が取り上げられました。新しい学びが定着しない理由について、狩猟・採集時代から続く「最小努力の法則」による心理的バイアスが原因とされ、この意識を変えることが組織改革に不可欠であることが示されました。
2. EQの重要性
二つ目のポイントでは、今後の企業成長において、IQよりも「貢献的EQ」が重視されるべきであると議論されました。感情をコントロールし、他者との相乗効果を生む能力が、企業の成功に大きく寄与することが、具体的なデータと共に紹介されました。
3. 科学的アプローチでの理念浸透
最後のセッションでは、社員のモラルを自己中心的な段階から組織全体へと向かわせるプロセスが解説され、英ケンブリッジ大学との提携に基づく科学的アセスメントが紹介されました。この手法により、目に見えない「人間力」を可視化し、組織の成長を支援する具体的な方法が示されました。
参加者の声
セミナー後、参加した経営層や人事担当者からは、多くのポジティブなフィードバックが寄せられました。一部の参加者は、歴史的な側面から組織内の問題を解析することの重要性を認識し、また他の参加者は、EQに焦点を当てた問題提起が自社の管理職育成においても役立つと語りました。
今後の展開
今後、イマジナは全国各地でさらなる経営層向けのセミナーを行い、若手社員の育成を目的としたワークショップや理念浸透度調査を通じて、日本企業の持続可能な成長を支援していく計画です。これにより、企業の「人」を中心に据えた成長戦略の重要性がますます高まることでしょう。
会社情報
株式会社イマジナは、東京都千代田区に本社を置く企業で、株式会社代表取締役社長は関野吉記氏です。詳細は
公式ウェブサイトを御覧ください。