Buyee、アラビア語対応を追加しサービス拡充
海外向けの購入サポートサービス「Buyee」は、新たにアラビア語に対応を開始し、全19言語にサービスを拡充しました。この取り組みは、中東圏の顧客に向けた利便性向上を目指したもので、国内の越境ECサービスとしては最多の対応言語数を誇ります。
アラビア語追加の背景
tenso株式会社が運営するBuyeeは、海外のお客様のニーズに応えるため、これまでにも多くの言語追加やサービス改善を行なってきました。2023年8月には、東南アジアや南米における顧客利用拡大に対応し、言語対応数を10から18に拡大しました。
新たにアラビア語を追加することで、中東地域の顧客にとっての利便性はさらに高まります。最近、中東ではアニメをテーマにしたイベントが増え、日本のコンテンツや商品に対する需要が急速に高まっています。アラブ首長国連邦のエンターテインメント市場は2026年には約470億ドルに達すると予測され、これは中東での市場拡大を裏付けています。
中東市場の需要
2024年のBEENOS越境ECランキングによると、中東で人気の購入カテゴリーは以下のようになっています。
1. アクセサリー、時計
2. ファッション
3. おもちゃ、ホビー、グッズ
4. トレーディングカード
5. 自動車・オートバイ
これらの結果からは日本発の商品に対する多様な需要が見えます。特にアニメ関連商品は中東において特に注目されており、Buyeeがこの言語追加によって日本の高品質商品やコンテンツに対するアラビア語圏のお客様へのアプローチが容易になるはずです。
Buyeeのサービス内容
Buyeeは多様な決済手段に対応しており、PaypalやAlipay、各種クレジットカード等が利用可能です。また、配送手段もDHLやEMS、FedExなど多様な選択肢があり、ユーザーにとって快適なショッピング体験を提供しています。さらに、独自の検品と配送補償サービスを提供することで、購入者が安心して商品を手に入れることができるよう配慮しています。
今後の展開
Buyeeは今後も、海外の顧客が日本の商品を気軽に購入できる環境を提供するだけでなく、日本企業の海外販路拡大にも貢献していく方針です。アラビア語の追加により、今後さらに多くの中東のお客様を迎え入れる準備が整ったと言えるでしょう。
近年の市場動向に見ると、アニメを含む日本のコンテンツは世界中で人気を集めており、その需要はますます高まっています。Buyeeは、これからも国際的なビジネスの架け橋として、さらなるサービスの向上を目指していくことでしょう。