戦跡フィールドワーク
2025-08-01 09:41:55

戦跡フィールドワークが若者に伝える平和の重要性

戦跡フィールドワークが若者に伝える平和の重要性



公益社団法人日本青年会議所(日本JC)は、2025年8月19日から22日の間、戦後80年の節目を迎えるにあたり、高校生と大学生を対象にパラオ共和国ペリリュー島で「戦跡フィールドワーク」を実施します。このプロジェクトは、戦争の歴史を学ぶだけでなく、現代及び未来の平和について真剣に考える契機を訴えかけるものです。

フィールドワークの目的


フィールドワークでは、戦争を直接知ることができない世代の学生たちが、過去の戦争の影響を学び、自身の未来にどのように平和を築いていくかを考えることが目指されています。パラオ共和国のペリリュー島は、第二次世界大戦において激戦地となり、今でも多くの戦跡が残っています。若者たちは、これらの戦跡を通じて、戦争の悲惨さを実感し、平和の価値を体感することが期待されています。

フィールドワークの内容


プログラム概要


  • - 期間: 2025年8月19日(火)〜22日(金)
  • - 実施場所: パラオ共和国・ペリリュー島
  • - 参加者: 全国から集まった高校生と大学生22名
  • - 協力: 駐日パラオ共和国大使館、外務省

フィールドワークは、各日ごとに計画されています。初日は日本からパラオへ移動し、二日目にはペリリュー島で慰霊塔や海軍司令部跡を訪問する予定です。さらに、ビーチ体験や地元の夏祭りにも参加し、地域の文化に触れる機会も設けています。

戦争の学びと共感の醸成


フィールドワークには、漫画『戦争めし』の作者、魚乃目三太先生が同行します。彼は現地で取材を行い、その成果をもとに「戦争めし」のパラオ編を制作する予定です。この取り組みを通じて、参加者たちは自身が学んだ戦争の歴史を社会に還元する機会を持つことができます。

参加者はSNSや動画を利用し、リアルタイムで自らの学びを発信することにも力を入れています。その結果として、現代の若者としての視点で平和について考える機会を広めていくことが目指されます。

未来への一歩


フィールドワークでは、毎日の振り返りセッションを通じて、仲間たちとの対話による学びを深めていきます。この経験を通じて、参加者たちは「平和の担い手」としての一歩を踏み出すことが期待されます。帰国後には報告会が開催され、参加者が現地での体験をプレゼンテーション形式で発表する機会が与えられます。これは単なる体験を超え、持続可能な平和を築くための大切な第一歩となるでしょう。

このように、戦跡フィールドワークは、若者たちに平和の大切さを考えさせる重要なプログラムです。未来への希望を持つ次世代に、過去の歴史から学び、行動する力を育む機会を提供しているのです。


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