コクヨHQが実現
2026-07-07 11:05:30

コクヨの新本社「KOKUYO HQ」、人と企業をつなぐ空間デザインが実現

コクヨの新たな拠点「KOKUYO HQ」



コクヨ株式会社が設立した新本社「KOKUYO HQ」は、2026年6月にオープン予定で、法人顧客やパートナー企業向けに公開実験場としての役割を担っています。デザインコンセプトは「Promenade of Discovery(発見の散歩道)」で、訪れる人々が活気あるエリアを巡り、静けさを味わい、自然を感じることができる多様な体験を提供しています。

船場の参画とエシカルデザイン



このプロジェクトにおいて、株式会社船場はエントランスやカフェ、ショールームエリア、執務スペースの設計と施工を手掛けました。船場の強みである「エシカルデザイン」を取り入れています。具体的には、コクヨの製品制作の過程で発生する廃材や不要な素材をアップサイクルすることで、唯一無二の什器を作成しました。このアプローチは、持続可能性と企業のブランディングを同時に実現しています。

アップサイクルとデザインの融合



たとえば、コクヨ製品の製造に伴って生じる樹脂のかたまり「樹脂ダンゴ」を利用した受付カウンターは、テラゾーのような質感に仕上げられています。これにより、全体デザインと調和しつつ、サステナビリティへの配慮を体現しています。

また、「結の森」の未利用材を活用したカフェカウンターでは、木の自然な形が人工的な形へ変わる過程が表現されています。これにより、森の保全活動との関連を示し、訪問者に自然とのつながりを意識させるデザインとなっています。

さらに、不要となったカタログを再利用した展示台では、色の重なりや削り方を活かした美しい地層のような造形が目を引きます。これは偶然に生まれるデザインの可能性を示したものでもあります。

物件概要と連携の深化



この新本社の概要は、所在地が大阪府大阪市北区大深町にあり、エントランス・カフェ・ショールーム・執務スペースの設計、施工を含む総合管理を行っています。特筆すべきは、2025年7月に船場がコクヨと締結した「グローバル戦略的業務提携」です。この提携により、オフィス空間の多様化を意識した迅速なサービス提供が可能になり、アジア市場における拡大を推進しています。

船場の企業理念と未来への視点



船場は「サクセスパートナー」を企業理念とし、商業施設や教育、ヘルスケアなど、さまざまな空間づくりをトータルでサポートしています。特に2021年からは「Good Ethical Company」というビジョンを掲げ、エシカルデザインに重点を置いた事業運営をしています。

新たに生まれる「KOKUYO HQ」は、企業と地域社会、また自然環境への配慮を盛り込んだ未来志向の空間でしょう。エシカルな視点をもとに、訪れる人々に新たな体験と発見を提供できる場として期待が高まります。

このように、コクヨが展開する「KOKUYO HQ」は、ただのオフィスではなく、新たな価値とつながりを生み出す場としての役割を果たすでしょう。


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