会計士の転職調査
2025-01-28 16:13:10

2024年夏、会計士・税理士の転職市場動向を探る意識調査結果

2024年夏、会計士・税理士の転職市場動向を探る意識調査結果



株式会社TACプロフェッションバンクが2024年8月に実施した会計士・税理士、財務・経理担当者に対する転職意識調査の結果が発表されました。この調査は、会計人の就職説明会参加者を対象に行われ、合計310名の中から284名がアンケートに回答しました。ここでは、調査の概要とその結果を詳しく解説します。

調査の概要


調査方法


調査は参加票とアンケート用紙による記入形式で実施されました。

調査日にち


  • - 2024年8月9日(金): 東京会場
  • - 2024年8月10日(土): 大阪会場
  • - 2024年8月16日(金): 名古屋会場

調査対象者属性


参加者の地域は、関東163名、東海36名、関西85名で、年代別に見ると新卒が96名、10〜20代が118名、30代が50名、40代以上が16名と、幅広い年代が参加しています。女性の参加は確認されていませんが、エリア別の分布や年齢層は今後の転職市場や就職支援に活かすべき重要なデータです。

現年収と希望年収


参加者の現年収は300万円以下が30名、301万〜400万円が15名、401万〜500万円が21名、501万〜600万円が12名、601万円以上は4名でした。希望年収では「301万〜400万円」が最も多く、前年と同じく堅実な金額が求められていることがみて取れます。

勤務形態の希望


前年に比べ、「完全出社」を希望する応答が31%に増加したことから、出社を希望する声が強まっています。ただし、週3〜4日出社を希望する人も半数以上存在し、柔軟な働き方のニーズも高まる結果に至っています。

通勤時間と就職・転職の動機


通勤時間の希望としては、「30分〜1時間」が最多で、今回は「1時間半〜2時間」といった回答は見られませんでした。また、就職・転職を考える理由としては「仕事内容」と「新しいことへの挑戦」が共に多く挙げられ、今の業務に満足していない方が多いことが伺えます。

不安点や疑問


転職活動中の不安としては、「就職・転職先の選び方」が最も多く挙げられ、年代別では特に20代と40代以上でこの層が目立ちました。そして、税理士の資格を持たない参加者の間でも、仕事と勉強の両立についての関心が高いことが確認されました。

開示希望情報と選考要望


企業に開示してほしい情報としては、前年から「職場環境」の回答が増加し、入社後のキャリアパスや具体的な仕事内容の情報も多く求められています。選考においては、配属先の上司やメンバーと直接交流できる機会が引き続き求められています。

SNSの利用状況


転職活動では、引き続き「X(旧Twitter)」や「Instagram」などのSNSの活用が見られる一方で、求職者がどのように情報を集めているかもポイントとなります。

まとめ


この調査からは、会計士や税理士の職業における転職市場の実態を深く理解するうえでの重要なデータが得られました。今後のキャリア選択や企業は、これらの情報をろしく活用し、柔軟できめ細やかな対応が求められています。詳しい調査結果は「TACキャリアエージェント」のウェブサイトで公開されています。職を探す方や、企業の人事担当者はぜひ目を通してください。


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