ポーラと長崎県が手を組む 新たな地域活性化の取り組み
株式会社ポーラは、長崎県と包括連携協定を締結しました。この協定は、地域社会の発展や県民サービスの向上を目指し、地方創生の実現に貢献することを目的としています。ポーラは、東京都品川区に本社を構える企業で、美容や健康を通じて社会に貢献する活動を続けてきました。
長崎県内には、ポーラの20の店舗が存在し、そこでは125人のビューティーディレクターが活躍しています。これらの専門家は、さまざまなサービスを提供しながら地域に密着した活動を行っています。特に、介護施設でのハンドトリートメントや婚活イベントにおけるメークアップレッスン、中学生の職業体験の受け入れなど、多岐にわたる分野で地域のニーズに応えています。
ポーラは「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」という全社的なサステナビリティ方針を掲げており、美容と健康にとどまらず、人、社会、そして地球に対して一人ひとりがどのような行動をとることができるかを考え実行しています。特に2029年には創業100周年を迎えるにあたり、SDGsに向けた目標を設定し、ジェンダーや年齢、地域格差といった“壁”の解消に力を入れています。
この協定の締結を受けて、ポーラは長崎県民が自らの選択を通じて可能性を広げ、新しい可能性を発揮できる社会を築くための支援を行います。具体的には、以下のような活動が展開される予定です。
1.
多様性の理解促進と子どもの健全育成
地域の子どもたちに向けたプログラムを通じて多様性への理解を深め、健全に成長できる環境を整備します。
2.
女性や若者の活躍推進
若者や女性が活躍できる場を創出し、その可能性が引き出されるような支援を行います。
3.
結婚・子育て支援
地域における結婚支援や子育てに関する情報提供、実際のサポートを行い、家庭環境の充実を目指します。
4.
健康・長寿・生きがいの促進
健康で長生きするためのプログラムや情報を提供し、地域の人々が活き活きと暮らすことをサポートします。
5.
がんと共生する社会の構築
がん患者とその家族への理解や支援を深め、共生の理念を広める取り組みを行います。
6.
地方創生とまちづくりの推進
地域の特色を活かしたまちづくりや地方創生に向けて、様々なパートナーと協力しながら活動を進めます。
このように、ポーラと長崎県の連携は、地域に根差したさまざまな取り組みを深化させ、地域の発展に寄与することを目指しています。締結式にはポーラの代表取締役社長、小林琢磨氏と長崎県知事の大石賢吾氏が参加し、両者が共に手を携え、明るい未来に向けた第一歩を踏み出しました。今後の地域活性化に向けた取り組みに、ぜひご注目ください。