共同開発の背景
新潟のフードテック企業、株式会社LacuS(ラコス)とOisix株式会社は、シダックスフードサービスと共同で、高齢者向け給食モデル「元気ごはん with Oisix」の一環として、新しいスープを開発しました。この協力は、新潟フードテックタウン(NFTT)の取り組みの一部であり、地域の食の課題解決を目指すものです。
スープ開発の目的
シダックスは、長年にわたって高齢者施設への給食を提供してきましたが、最近の調査では高齢者の食事量の減少や栄養不足が深刻な問題となっていることが明らかになりました。このため、シダックスは「必要な栄養を摂取すること」と「美味しさを両立させること」を目指し、栄養強化型の給食モデルを提案。今回のスープもその一部として位置づけられています。
新たな栄養設計
ラコスが展開する「Me TIME FOODS」というブランドは、栄養バランスを整えながらも、見た目や味に重点を置いた製品を開発しています。高齢者向けの食事では、栄養を強化することが逆に食べにくさを招くとのジレンマがありましたが、ラコスではこの両立を目指して開発が進められました。今回開発したスープは、その栄養価に加えて調理のしやすさも考慮され、粉末タイプでお湯に溶かすだけで提供可能です。
給食現場のニーズに応える
シダックスの専門知識を元に、高齢者施設での実際の運営に則した形で開発されたこのスープは、栄養不足を解決する一助となることが期待されています。特に、毎日の食事の中で自然にカロリーやたんぱく質を補えるような設計がされています。2026年10月からは「元気ごはん with Oisix」として、実際に提供される予定です。
NFTTの役割
新潟フードテックタウン(NFTT)は、オイシックスとNSGグループによって推進されているプロジェクトです。NFTTでは、新潟の食文化や技術を活用し、スタートアップ企業の支援を行っています。ラコスもこの取り組みの一環として活動しており、地域の食を活かした事業創出に力を入れています。
更なる展開へ
LacuSは、NFTTのリーダーとして新潟からの食の新産業の確立を目指し、栄養設計とおいしさの両立に挑んでいます。シダックスの経験もあわせて、新老年層の食の問題解決に貢献したいと考えています。両社の共同開発が、新潟の食の未来にどう影響を与えていくのか、注目が集まります。
このように新潟から高齢者の生活をサポートするための新たな食の提案が生まれつつあります。今後もこのような取り組みが広がることを期待してやみません。