高齢者施設向け新給食モデル「元気ごはん with Oisix」
高齢者の栄養管理は、年々難しくなっています。食欲が落ちたり、飲み込みにくさが出ることが多くなり、栄養摂取が不足しがちです。そこで、シダックスフードサービスが展開する「元気ごはん with Oisix」と、シニア向け完全栄養食ブランドであるLacuSが共同開発した新商品「すごカロスープ」に注目が集まっています。この商品は、2026年10月から全国の高齢者施設に導入予定です。
「元気ごはん with Oisix」は、高齢者が必要な栄養をしっかり摂取できることを目的とし、食べきりやすい量で栄養価を維持することをコンセプトにしています。特に「すごカロ」シリーズは、従来の約80%の食事量でも100%の必要カロリーを摂取できる優れた特徴を持っています。この取り組みは、高齢者の栄養摂取を支援するだけでなく、食事を楽しむという側面も大切にしています。
今回新たに開発された「すごカロスープ」は、シニア向けの栄養価を強化すると同時に、粉末タイプにすることで調理が簡単になり、高齢者施設での「省人化」を実現しています。毎日の食事の中で無理なく栄養を補給できるため、多忙な給食現場においても、スムーズな提供が可能となります。これは、特に食事に関する課題を抱える施設にとって大きな利点です。
スープの特徴と栄養価
「すごカロスープ」は、さまざまなスープを提供する「Me SOUP」シリーズをベースに開発されました。高齢者が飲みやすい状態を確保しつつ、美味しさを犠牲にせず栄養価を強化するために、3つの観点から試作が行われました。具体的には、嚥下のしやすさ、食味、給食現場での取り扱いやすさです。
特に、たんぱく質を強化する過程で生じるスープの白濁やざらつきを解消するため、ラコスは独自の技術でたんぱく質の組み合わせや加熱条件を最適化しました。そして、数回にわたる試作を経て、ついに「すごカロスープ」が完成しました。
「すごカロスープ」のラインナップには、「甘みひろがるとうもろこしポタージュ」「ほっくり濃厚かぼちゃポタージュ」「だしが香るまろやかみそ汁」の3種類があり、これらは従来のスープに比べて1食あたり30~50kcalのカロリー強化と、たんぱく質が1.5~4g増加しています。特に、ポタージュが10月から、みそ汁が11月以降に導入される予定です。
省人化と扱いやすさ
高齢化が進む中、給食運営には多くの課題が存在します。施設では、限られた人員で多様なニーズに応えなければなりません。これに対処するため、「すごカロスープ」では業務用の粉末を採用しました。お湯に溶かすだけで提供できるため、スープや味噌汁の調理が大幅に簡略化され、現場の負担を軽減します。このように、栄養だけでなく、供給の効率性もしっかりと考慮されている点が評価されています。
給食サービスの拡大
「元気ごはん with Oisix」の取り組みは、その導入先も広がっています。2026年9月からは、給食運営を委託される施設のみならず、直営施設でも運営可能なシステムを提供し、施設ごとのニーズに応じた柔軟なサービスを展開します。これにより、施設の給食運営の質がさらに向上し、利用者にとっての食事の楽しみが増えることが期待されます。
「すごカロスープ」を通じて、高齢者施設の給食の課題解決に向けた取り組みが進む中で、今後の展開に注目です。各施設でのご相談については、ぜひ「元気ごはん with Oisix」事務局までお問い合わせください。より良い給食の形を一緒に見つけていきましょう。