株式会社マーク電子が新たなステージへ、経営権を引き継ぎ新たな挑戦開始

株式会社マーク電子が新たなステージへ

最近、株式会社マーク電子が株式譲渡を終え、その経営権がパスレル株式会社に引き継がれました。この動きは、医療機器の開発・製造を行う同社が、新たな経営体制を通じてさらなる成長を目指すものです。

マーク電子との道のり

マーク電子は、医療機器や各種計測機器の企画・開発に強みを持つ企業で、設立から50年以上の歴史を誇ります。設計開発部門の技術力は高く、大手メーカーや研究機関からも厚い信頼を受けてきました。しかし、経営者の高齢化や後継者問題が浮上する中、同社は次世代へのスムーズな事業承継を模索していました。

この課題を解決するため、2018年11月に株式会社マーキュリアインベストメントとの連携を果たした「夢・かがやき1号ファンド」が設立され、2019年8月にマーク電子がファンドの第一号案件として投資を受けることとなりました。

株式譲渡の背景

このたび、マーク電子の新経営陣がパスレル株式会社を設立し、自社の株式を取得するMBO（マネージメント・バイアウト）を実施することが決定しました。MBOは、経営陣が会社の支配権を持つことで、よりスピーディーな意思決定や従業員のモチベーション向上を目指す手法です。これは、マーク電子の将来における企業価値をさらに引き上げるための重要なステップとされています。

また、このMBOにはきらぼし銀行と日本政策金融公庫が協力して資金を供給することが決まり、安定した支援体制が整うこととなりました。