CQの重要性
2025-08-12 14:36:48

デイビッド・リバモア博士が語るCQの重要性 - 組織文化を変える力とは

デイビッド・リバモア博士が語るCQの重要性



2025年7月24日、東京国際文化会館にて、デイビッド・A・リバモア博士による来日記念講演「組織文化が未来を拓く“違い”をパワーに変えるリーダーシップとは」が開催されました。本イベントは、アイディール・リーダーズ株式会社が主催し、経営者や役員、管理職など100名以上の参加者を迎えました。リバモア博士はCQ(文化の知能指数)の第一人者であり、彼の知見を基にした講演は、多くの参加者にとって貴重な学びとなりました。

CQ(文化の知能指数)の定義と役割


リバモア博士はCQを「誰とでも、どこでも効果的に働く能力」と定義し、現代のグローバルビジネス環境で特に求められるスキルであると強調しました。グローバルな経済が進展する中、CQが低いことは、ビジネスチャンスの喪失や信頼性の低下をもたらすリスクがあります。一方でCQが高いと、業務の効率性や生産性、イノベーション、さらには利益の向上といった好影響をもたらすことが示されました。

組織アセスメントの重要性


講演では、組織アセスメントの3つの基準についても言及されました。1つ目は「パーパスとカルチャーの連動」、2つ目は「水平的・垂直的ダイバーシティの理解と両立」、3つ目は「心理的安全性と知的誠実性の両立」です。リバモア博士は、日本の企業が心理的安全性を重視する傾向にあることに触れ、これが意見の不一致を表明しにくくする可能性があると警告しました。

米国では、知的誠実さが重視されるため、文化的特性の違いが組織にどのような影響を及ぼすかについても考慮する必要があります。リーダーは、ビジョンとミッションを明確に示すことが肝要であり、CQを語ることが不可欠です。CQとは、本質的に組織や個人の本質を変えるものではなく、行動を適応させる力であることも説明されました。

CQを育むための実践


日常生活やビジネスの中でも、文化がどのように影響を与えているかを意識し、文化に対する好奇心を持つことの重要性が強調されました。リバモア博士は「文化をビジネスや人生の重要な要素として考えてほしい」と述べ、参加者に豊かな文化的理解を促しました。

課題を抱えるビジネスリーダーたち


参加者の中には、組織文化やリーダーシップに課題を感じているビジネスリーダーが多数いました。特に、企業文化の変革を進める人事担当者や、異なる文化を持つメンバーのマネジメントに関心を持つ方々が多く見受けられました。参加者の声としては、「『違いを強みに変えること』に希望が持てた」「CQは自己のコアを失うことなく行動を適応させる力だと感じた」との意見が寄せられました。

この講演会は、CQ(文化の知能指数)についての理解を深め、具体的な課題解決に向けた糸口を探る良い機会となりました。日本企業がグローバルなビジネスシーンで競争力を高めるためには、CQを戦略的に活用することがますます重要になるでしょう。参加者の皆様が学んだCQの知識をそれぞれの職場で実践し、より良い組織文化を築いていくことに期待が寄せられます。


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