衛星技術による決済の革新
2026-09-17 11:56:13

衛星技術で進化する決済の未来:不正利用防止のための新たな実証実験

衛星技術で進化する決済の未来:不正利用防止のための新たな実証実験



2026年9月17日、Spacid株式会社と株式会社ジィ・シィ企画は、千葉県佐倉市立美術館のミュージアムショップで、準天頂衛星システム「みちびき」を活用した決済取引の証明に関する実証実験を開始すると発表しました。これは、決済情報に位置情報と時刻情報を付与することにより、店舗での適正取引の証明や不正利用の防止を目指すものです。

実証実験の背景



現在、キャッシュレス決済が急速に普及していますが、それに伴い不正利用や決済場所のなりすましといった問題も深刻化しています。そのため、より安全な決済環境の確立が急務とされています。Spacidは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同で、みちびきの信号とタイムスタンプを活用した「みちびき空間証明システム」を開発しました。このシステムの導入により、デジタルデータの取得時刻と位置情報を証明することが可能となります。

実施する実証内容



実証実験では、ジィ・シィ企画が提供するキャッシュレス決済システムとSpacidの空間証明システムを統合し、決済情報にタイムスタンプと位置情報を付与します。これは、いつどこで取引が行われたのかを正確に記録し、改ざんが困難な状態で確認できる仕組みです。

特に該当するのは、佐倉市立美術館のショップで設置される決済端末です。この端末では、個人情報やカード番号は除外され、その他の決済データに対して、Spacidが発行する時空間証跡が付与されます。証跡の付与は決済処理とは独立した経路で行うため、既存のシステムにも影響を与えず、データの信頼性を確保することができるのです。

今後の展望



両社は本実証の成果を基に、準天頂衛星システム「みちびき」を活用した新しい決済サービスの展開を検討しています。今後は小売店舗や金融機関等でも活用できることを目指しており、実用化に向けた取り組みを推進するとのことです。

この革新的な技術が実現されれば、より安心・安全にキャッシュレス決済を利用できる環境が整うことになります。

企業の取り組み



Spacid株式会社は、準天頂衛星「みちびき」を活用した位置情報や認証信号のサービスを提供し、様々な分野でのデータ改ざん抑止や信頼性向上を目指す取り組みを行っています。

また、株式会社ジィ・シィ企画は、クレジットカードや電子マネー、コード決済など多様な決済手段を提供し、その周辺システムの構築から保守運用まで幅広くサポートしています。これにより、安全な決済インフラの確立に寄与しています。

今回の実証実験が成功し、将来的に広く普及することで、キャッシュレス社会における新たなスタンダードが誕生することが期待されています。


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