大規模な震災から学ぶ未来への備え
令和8年1月14日(水曜日)、東京都庁第一本庁舎にて、「令和7年度 都市の事前復興シンポジウム」が開催されます。このシンポジウムは、東京での大規模な震災発生時における復興の進め方を考える貴重な機会です。特に、東日本大震災から15年、熊本地震から10年を経た現在、私たちが今できることを学び、議論することの重要性を再確認する目的があります。
講演とパネルディスカッション
シンポジウムでは、まず東北大学の副学長である今村文彦氏による特別講演が行われます。今村氏は、多くの震災の経験から得た知見を基に、復興の基本的な考え方や重要なポイントを説明します。続いて、熊本県理事の間宮将大氏が登壇し、熊本地震の教訓と具体的な復興の取り組みについてお話しいただく予定です。その後には、東京都立大学名誉教授の中林一樹氏を交えたパネルディスカッションが行われ、地域の防災対策について議論が深められます。
防災機能の強化と無電柱化
イベントの一環として、防災機能を向上させるための取組も行われます。近年、多くの地域で推進されている無電柱化。シンポジウムでは、宅地開発に関連した優れた無電柱化の取り組みに対して、表彰が行われます。また、小中学生による提案発表も予定されており、次世代の防災意識を養う場としても注目されています。
参加方法と特典
シンポジウムは、どなたでも無料で参加可能。現地参加者には、オリジナルのノベルティグッズやVR体験など、特典が提供されるほか、手話通訳や託児サービスも用意されています。会場の収容人数は最大400名で、事前申し込みが必要となります。応募が多数の場合は抽選となりますが、Webでの参加も可能で、その上限は500名となっています。
申込方法
参加希望者は、1月5日までに、下記のURLから申し込みを行ってください。興味を持たれた方は、早めの申し込みをお勧めします。
申し込みはこちら
シンポジウムの意義
「都民と共に考える復興」というテーマのもとで行われるこのシンポジウムは、私たちが直面するであろう災害への備えを再確認し、多くの人が一緒に学び、議論を深めるための重要な場です。防災に対する意識を高め、未来へ向けた一歩を踏み出す機会となることでしょう。参加者の皆さんとともに、明るい未来を築くための知恵を共有できることを期待しています。