食のサステナビリティ
2025-04-10 10:44:37

エシカルな未来を目指す「食のサステナビリティフォーラム2024」の模様

食のサステナビリティフォーラム2024の開催



2025年3月27日、渋谷区にて共創型プラットフォーム「V みんなのエシカルフードラボ」の第4回「食のサステナビリティフォーラム2024」が盛況のうちに開催されました。本フォーラムは、食品業界、テクノロジー、流通など多様な企業の関係者が集まり、エシカルな商品の価値を明らかにすることを目的としています。

フォーラムの目的と参加者



今回のフォーラムには、イオンリテールやセブン&アイなど26社から合計27名の参加者が集まり、エシカル商品の消費者価値を向上させる方法を探求しました。フォーラムでは、「持続可能な食に関する方針とエシカル消費促進に向けた取り組み事例」や「エシカルフードの販売に関する取り組み事例」などが発表され、その後の総括では今後の活動計画も示されました。

発表内容のハイライト



まずイオンリテールの横田氏は、同社が30年以上にわたって実施しているサステナブルな取り組みを詳しく説明しました。特に、プライベートブランド「トップバリュ」のエシカル商品展開や、サプライチェーン全体での取り組みが紹介され、地域社会との共生や環境への配慮が重要なテーマとして挙げられました。

次に「V みんなのエシカルフードラボ」から湯浅氏が登壇し、日本のエシカルフード基準の策定や、実店舗での実証実験について報告しました。代官山 蔦屋書店でのエシカルフードセレクトショップの開催や、実験販売から得られた消費者の反応が詳述され、企業側の社会貢献に対する意識が高まったことが強調されました。

フォーラムの最後には、CCCMKホールディングスの瀧田氏が、「食のサステナビリティフォーラム2025」での更なる具体策について語りました。将来的にはエシカル商品の見せ方を工夫し、消費者価値につなげる取り組みを進める方針が示され、多くの期待を集めました。

新たな挑戦と未来の展望



今回のフォーラムでは、エシカル価値を消費者視点に合わせて訴求する重要性が再認識されました。特に、Z世代など新しい世代の消費者に向けたエシカル商品の魅力を如何に伝えるかが今後の課題です。また、現場での消費者との接点を増やし、エシカル商品の普及を促進する方法についても議論が行われました。

CCCMKホールディングスとしては、今後もエシカルフードの浸透に向けてさまざまなステークホルダーと連携し、持続可能な未来をつくるための活動を推進していきます。

参加者からの意見



研修を通じて多くの企業がエシカル商品の需要を感じていることが示され、具体的な取り組みを実施する土壌が整いつつあることがわかりました。例えば、相模屋食料の部長は、エシカル消費が個人の意識に留まらないように、流通側から課題を共有することの重要性を再確認しました。

そうした活動の積み重ねが、日本の食文化にエシカルな価値観を根付かせ、未来へとつなげていくことが期待されます。今後の活動やフォーラムからの成果に期待が寄せられています。


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