CVC伴走支援プログラムの始まり
近年、コマース・リテール領域ではスタートアップとの共同事業やM&Aなど、オープンイノベーションに対する関心が高まっています。しかし、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の設立を試みる企業の中には、実際の運営やリターンを得るのが難しいと感じているところも多いのが現状です。そんな中、New Commerce Ventures(以下NCV)が新たに提供を開始した「CVC伴走支援プログラム」が注目を集めています。
CVC伴走支援プログラムとは
NCVは、コマース・リテールに特化したインダストリーベンチャーキャピタルであり、東京都品川区に本社を置いています。今回のプログラムは、CVC設立を検討している企業や、すでに運営している企業に向けた支援を行うものです。具体的には、CVCの設立から始まり、ソーシング、デューデリジェンス、シナジーの創出に至るまで、各プロセスにわたり幅広いサポートを提供します。これにより、事業会社は低予算で実務的なノウハウやネットワークを育成し、自社内に持続的なオープンイノベーション体制を築くことが可能になります。
なぜCVCが必要なのか
市場環境や技術が急速に進化する中、企業は既存のビジネスモデルの深化と新規事業の探索を同時に行う「両利きの経営」が求められています。しかし、CVCを設立しても、実際には「スタートアップとの接点が全くない」「投資経験が不足している」「事業部門との連携が取れない」といった課題が多く見られます。これらの問題に直面している企業は、肝心の戦略リターンや財務リターンを得ることができず、目論見が外れてしまうケースが頻出しています。
CVC伴走支援プログラムの特徴
このプログラムでは、CVC設立の支援だけでなく、事業会社に適した知識とリソースを提供する独自のアプローチが特徴です。具体的には、以下のような支援があります:
- - 各プロセスのレクチャーと定期サポート:CVC設立から運営に至るまで、各プロセスに関する基本的な知識と実務的なポイントを学ばせるプログラムです。
- - 出向プログラム:NCVの専門家が企業に出向いて直接的にサポートを行うことで、非常に実践的な知識の伝授が可能になります。
- - コミュニティの構築:業界の仲間とのネットワークを形成し、情報交換や協力関係を築くことができる場を提供します。
これらの支援を通じて、企業がオープンイノベーションの人材を育成し、持続可能な体制を確立することを目指しています。
提供メニューとネットワーク
NCVは、100社以上のコマース・リテール領域の事業会社が参加する招待制のピッチイベント「New Commerce Pitch」や、300名以上が集まる業界カンファレンス「New Commerce Conference」を開催しています。このようなイベントを通じて、スタートアップや事業会社との高い網羅性を持つネットワークを構築しており、これがCVC伴走支援プログラムにおける強みとなっています。
最後に
CVC伴走支援プログラムに興味がある企業は、ぜひNCVの公式サイトを訪問し、詳しい情報をご覧ください。CVCの設立を検討している企業や、すでにCVCを運営している企業からのお問い合わせをお待ちしています。
NCV公式サイト
会社概要