社内ポータルサイト運用の現状と課題を徹底レポート

株式会社サイト・パブリスが実施した調査によると、社内ポータルサイトの運用に携わる担当者の約84.6%が運用時間の削減を希望しており、特にカスタマイズのしにくさが大きな障害となっています。この調査は110名の担当者を対象に実施されたもので、主に運用の目的、課題、求める機能などについて詳しく検討されています。

社内ポータルサイト運用のニーズ

約6割にあたる58.2%の企業は、情報共有の効率を高めるために社内ポータルサイトを使用していることが分かります。このサイト上では、主に社内マニュアル（62.7%）や社内ニュース（46.4%）といった情報が提供されています。また、ペーパーレス化や社員間のコミュニケーションの促進を目的とする企業も多いことが確認されています。

運用上の主要課題

調査から得られたデータでは、軽視されがちな運用課題が顕在化しています。最大の課題である「カスタマイズのしにくさ」は、全体の45.5%の担当者が認識しており、次いで41.8%が「運用コストの高さ」を挙げています。これらの課題は、効率的な運用を妨げる要因となっているため、企業はさらなる改善が求められています。

運用時間削減への意識

特に、従業員数が1,000名以上の企業では、運用時間の削減に対する意識がより顕著に表れています。全体の調査結果と比べ、運用時間を減らしたいと感じている割合が高い傾向にあり、41.6%の担当者が「非常にそう感じる」と回答しました。

求める機能と要望

運用にあたる方々からは「デザインテンプレートの拡充」（46.4%）や「アクセスログ取得」（40.0%）など、具体的な機能の追加を求める声が多数ありました。また、効率的な情報更新が求められる中で、「直感的に操作できる仕様」や「スマホアプリとの連携」といった要望も寄せられています。

まとめ

今回の調査によって、社内ポータルサイトに関する運用実態と課題が浮き彫りになりました。「効率的な情報共有」や「運用負担の軽減」といったニーズは、多くの企業にとって重要なテーマです。デジタル化が進む現代において、直感的なシステムや機能強化への要望は高まっており、これらの点を改善するための施策が求められています。社内ポータルサイトの価値を最大限に引き出し、企業全体の業務効率化や従業員のエンゲージメント向上に寄与することが期待されます。

本調査の詳細はこちらからダウンロードできます。