「Takumen Ramen Awards 2025」が開催されました
2025年12月11日、東京都白金台に位置する八芳園の「CLUB FLOOR」にて、ラーメン愛好家たちが待ち望んだ「Takumen Ramen Awards 2025」の授賞式が盛況のうちに行われました。このイベントは、日本全国のラーメン名店が一堂に会し、その魅力と実力を証明する場として位置づけられています。
本アワードは主に2つの部門から成り立っています。一つ目は「お取り寄せラーメン部門」で、この部門は毎年「宅麺.com」で販売されている400種類以上のラーメンの中から、特に人気の高い商品をランキング形式で発表します。
二つ目は「みんなで選ぶ日本ラーメン大賞」。こちらは全国のラーメン店のオーナー1,000名の投票に加え、ラーメンファンからの投票も反映され、約100の優れたラーメン店が受賞します。
宅麺の成長と新たな試み
イベントの冒頭、グルメエックスの取締役である野間口兼一さんは、ECサイト「宅麺.com」がここまで成長を遂げた背景について話しました。現在、宅麺は累計500万食の販売を突破し、全国各地に販売拠点を増やしていることが明らかにされました。また、新しい試みとして、ソフトバンクロボティクス社との共同プロジェクトである蒸式調理ロボット「STEAMA」が紹介されました。このロボットは、「ぱっと旨っ宅麺」という名の冷凍ラーメンを提供し、90秒で本格的なラーメンを家庭で楽しむことができる新たなサービスを展開中です。
受賞店の発表とその栄誉
「お取り寄せラーメン部門」の総合大賞に選ばれたのは、名店「大島」の「味噌らーめん」。このラーメンは創業者が札幌で長年修行した結果、3年連続で受賞となり殿堂入りを果たしました。受賞時、店主は感謝の気持ちを伝え、全国のお客様への愛着を表明しました。
続いて行われた「みんなで選ぶ日本ラーメン大賞」では、PLATINUMを獲得した10店舗のラーメン店主が壇上に上がり、喜びの声を上げました。受賞した店舗には、神奈川県の「飯田商店」や「家系総本山ラーメン吉村家」など、名だたる名店が名を連ねています。特に吉村家の吉村会長は、ラーメンという文化の奥深さについて言及し、受賞の重みを語りました。
ラーメンの新たなトレンドとは
プレゼンターを務めた森香澄さんと人気ラーメンYouTuberのSUSURUさんは、今年のラーメントレンドについても語りました。物価高の中でラーメンにも変化が訪れ、「1,000円の壁」が崩れ、よりハイエンドなラーメンが支持されるようになっているとのこと。また二人は、実際に「STEAMA」を使った試食を行い、そのクオリティに驚愕していました。
ラーメン文化のさらなる進化
今回の授賞式では、ラーメンが単なる料理に留まらず、文化として進化し続けていることが強調されました。通販サイトとしての役割を果たしながら、名店の味を手軽に家庭で楽しめる環境が整いつつあることが、ラーメンファンをさらに魅了しています。
「Takumen Ramen Awards 2025」の詳細な結果は、特設サイトにて確認できるので、興味がある方はぜひ訪問してみてください。日本のラーメン文化がどのように発展していくのか、今後も目が離せません。