岡山大学が開催した「わくわく科学塾」での科学体験
2025年7月4日、国立大学法人岡山大学の総合技術部が「岡崎嘉平太記念館 令和7年度わくわく科学塾」に参加しました。このイベントは、地域の小学生約50人が参加し、科学への興味を深める機会となりました。
実験ブースの多様性
岡山大学は、8つのテーマのブースを用意し、参加者に科学の楽しさを伝えました。テーマは「ペットボトル万華鏡を作ろう」、「クロマトアートでしおりを作ろう」、「入浴剤を作ろう」、「スライムで遊ぼう」、「人工いくらを作ろう」、「星箱を作ろう」、「ストローとゴムで作ってみよう」、「コマ回し」の8つです。
参加者の興奮
子どもたちは、友達と一緒にさまざまなブースを周りながら、限られた時間の中で出来るだけ多くの実験を楽しんでいました。「ペットボトル万華鏡を作ろう」では、事前に職員がペットボトルをカットする多彩な工夫がされ、低学年の子どもでも安全に体験できるように配慮されました。
また、「クロマトアートでしおりを作ろう」では、スポイトを使って水性ペンの色が広がる様子に大きな驚きを示していました。「入浴剤を作ろう」、「スライムで遊ぼう」、「人工いくらをつくろう」は特に人気が高く、参加者はその化学反応の不思議さに釘付けでした。
星箱やコマ回しの楽しさ
「星箱を作ろう」では、手のひらサイズの宇宙を覗く楽しそうな姿が見受けられ、子どもたちの目が輝いていました。一方で、「ストローとゴムで作ってみよう」は少し難易度が高く、低学年の子どもたちが奮闘していました。「コマ回し」では、色を塗ったコマを回し、回転中とそうでない時の色の変化を楽しむ姿も見られました。
社会人の刺激
岡山大学総合技術部の涌水庸史技術補佐員は、「子どもたちが予想した模様と違う模様が見えるという体験をサポートしました。驚きが科学に興味を持つきっかけになることを願っています」とコメントしています。子どもたちの反応は、今後のサイエンス教育の重要性を再確認させるものでした。
地域との共創
今回の活動は総合技術部の地域貢献・科学啓発活動の一環であり、岡山大学は地域と共に成長し、科学技術とイノベーションの推進を目指しています。佐藤法仁副理事・副学長も「子どもたちにワクワクドキドキを提供し、さまざまなことに興味を持ってもらえたら嬉しいです」との意気込みを語っています。
今後とも岡山大学の活動に期待したいところです。地域の子どもたちに科学の魅力を伝える取り組みが、未来の科学者を育てるきっかけとなることでしょう。