空き家活用プロジェクト
2025-07-03 11:28:12

空き家を活用した地域共生プロジェクトが始動!新たな価値の創造を目指して

空き家を活用した地域共生プロジェクトが始動!新たな価値の創造を目指して



2025年6月27日、株式会社ジェクトワンと株式会社ガイアは、東京都渋谷区のジェクトワン本社で空き家を用いた地域共生社会の構築に向けた業務提携契約を結びました。これは、深刻な空き家問題を解決し、地域の持続可能な発展を目指すプロジェクトです。

日本国内では少子高齢化や経済停滞により、都市部を含む全国各地で空き家の増加が深刻な課題として取り上げられています。多くの地域が「未来の資源」として空き家を活用する方策を模索しており、今回の提携はその道筋となるものです。両社は、空き家を再生して地域の観光や福祉、農業などと結びつける「分散型まちづくりモデル」を構築することで、地域経済の発展と空き家問題の解決に取り組むことを約束しました。

ジェクトワンは、関東圏や関西圏で「アキサポ」という空き家の買取や再生を一貫して支援するサービスを展開しています。一方のガイアは宮城県で宿泊施設「ガイアリゾート」を運営し、未利用の空き家や土地を宿泊・農業・福祉に再活用しています。

今回の提携の初めのステップとして、モデル地域「蔵王」での取り組みが予定されています。ここでは、ガイアリゾートの運営する施設内において空き家情報の提供と、ジェクトワンによるリノベーションが行われます。再生された物件はガイアが宿泊施設として運営し、「売る・貸す・運用する」として多様な戦略を展開。さらには旧福祉施設などの大型物件についても地域コミュニティ機能を備えた施設として再生することを計画しています。

次のステップでは、既にジェクトワンが再生した物件においてガイアがブランディング支援を行ない、さらなる付加価値の創出を目指します。今後の物件では、ガイアが企画段階から関与し、地域の合意形成を図りつつ、地域と一体となった宿泊施設の運営を進めていく計画です。

最後のステップでは、老朽化した旧リゾート施設や遊休別荘地を一体的に再生し、地域全体を活性化する目指し、いわば「生きた宿泊・生活・福祉空間」としての再構築を図ります。これにより新しい観光モデルが模索されることとなるでしょう。

提携の締結式には、ジェクトワンの大河幹男社長、アキサポ事業部長の白崎達也氏、マーケティング部の朝比奈曜氏、ガイアの相澤国弘社長、宇田川敬之専務取締役、永倉弘子常務取締役が出席しました。両社の目指す「地域まるごと再生モデル」は、自治体や福祉事業者、観光業者と連携を図ることにより、全国展開を視野に入れています。

この提携が成功すれば、空き家問題の解決だけでなく、地域の新たな可能性が開けることでしょう。今後の進展に目が離せません。


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