AGSグループ、国際業務拠点を拡大し全球対応を強化

ヨーロッパへの新たな架け橋：AGSグループの国際展開

2025年3月5日、AGSグループ（東京・千代田区）が、国際業務の強化を目的として新たにオランダの会計アドバイザリーファームIKG FAS B.V.をパートナーとして迎え入れました。これにより、AGSグループを含む4社から成るネットワーク、「ASTHOM partners」が誕生しました。加盟企業には、米国のHotta Liesenberg Saito LLP（HLS）や、イギリスのBlick Rothenbergも名を連ねています。これにより、AGSはこれまで以上に多様な国や地域で、日系企業の国際業務を支援する体制が整いました。

オランダの戦略的意義

オランダは欧州最大の港と国際空港を抱え、地理的にも非常に優れた位置にあります。この国は、安定した政治情勢と多言語に堪能な人材を多数擁し、外資企業に対しても積極的な支援が行われています。日本とオランダの関係は長い歴史を持ち、特に400年以上の通商関係が築かれています。現在オランダには700社以上の日系企業が進出し、その数は欧州内でドイツ、英国、フランスに次いでいます。これらの背景が、AGSがオランダへの進出を決断する要因となりました。

新たに加わったIKG FAS B.V.の役割

IKG FAS B.V.は2022年に設立された新しいファームで、オランダを拠点にEU内のM&Aや経営管理の強化を支援する専門家集団です。彼らは日本のビジネス感覚と欧州のローカル事情を結びつけ、日系企業の成長をサポートすることを目指しています。今年の3月にはASTHOM partnersに正式に加盟しました。

AGSグループの国際支援サービス

AGSグループは、2008年に国際業務の提供を開始以来、国際的な税務顧問や、企業の海外進出・撤退をサポートする包括的なサービスを展開してきました。シンガポール、香港、マレーシア、タイなどの拠点を持ち、まさに国際的なネットワークを強固にしています。特に、2022年にはASTHOM partnersをHLSと共同で設立し、その後の成長を加速させています。これにより、AGSはアメリカ、メキシコ、ドイツ、英国、オランダなど、16カ国で活動する体制を整えています。