日立ソリューションズの新サービス:社内副業マッチング
株式会社日立ソリューションズは、従業員のスキルを生かしてワークシェアを促進する新しいサービス「社内向け副業マッチングサービス」を3月13日から提供開始しました。このサービスは、社員が時間単位で社内副業を行え、企業が効率的に管理できる仕組みを整えています。
社内副業への関心が高まる背景
近年、人材不足が顕著になる中で企業は多様なタレントの発掘やスキル開発に力を入れています。特に社内副業は、社員が持つ能力を最大限に活用することで、企業と個人双方に利点があります。社員は新たな経験を得てスキルを磨ける一方で、企業は労働力の確保や人材育成の負担軽減に繋がります。
この背景を受け、日立ソリューションズは、DX(デジタルトランスフォーメーション)やSX(社会変革)の視点から新たな人財活用を模索し、アイディアソンを通じた取り組みを強化してきました。そこで出てきた「社員が即座に副業に取り組める仕組み」が、今回のサービス開発に至ったのです。
マッチングサービスの具体的な仕組み
このマッチングサービスでは、社員自身が自由に自分のスキルや経験を登録することが可能です。副業を依頼したい部署は、AIによる情報検索機能を活用し、必要なスキルを持つ社員を見つけてコンタクトを取ります。これにより、依頼から評価までを一連のフローで完結させることができ、人事部門の業務負担も軽減されるのです。
社員のモチベーション向上につながる
このような仕組みを導入することで、企業は社員のモチベーションを高めることが期待できます。副業を通じて自己研鑽や異なる業務への挑戦が可能となり、仕事へのやりがいを促進します。実際に、日立ソリューションズの検証結果によれば、70%以上の社員が業務効率の向上を実感し、自分のスキルを生かすことでモチベーションが高まったと回答しています。
今後の展望とサービス拡充
日立ソリューションズは、この社内副業マッチングサービスを通じて、企業全体の生産性向上を目指しています。今後はさらなる機能の改善や、副業の内容を社内で公開し応募できるような募集形式の導入も検討しています。これにより、社員は新たなチャンレンジの場を得て、企業としても持続的な成長を実現していくでしょう。
まとめ
日立ソリューションズの「社内向け副業マッチングサービス」は、社員のスキルを最大限に引き出す新たな試みです。このサービスを通じて、企業は人財の有効活用を進め、従業員の経験や成長の機会を確保することができるでしょう。今後の発展が期待されます。