ユーティル、Spicetech社を買収しデジタル化支援を強化
株式会社ユーティルは、企業の営業支援を行うSpicetech社を買収しました。これついて、ユーティルは「ホームページできるくん」というWeb制作BPaaS事業をSpicetechに譲渡し、社名を「株式会社できるくん」とすることで、この分野に特化した新たなスタートを切ります。
買収の背景と目的
ユーティルは「日本中の中小企業のポテンシャルを解放する」というビジョンを掲げ、これまでBtoBマッチング事業やBPaaS、BPOサービスを展開してきました。近年では、中小企業におけるデジタル化とアウトソーシングのニーズが急増しており、より高付加価値なサービスを提供する必要性が高まっています。
一方で、Spicetechは営業やマーケティング支援に強みを持ち、多くの企業の成長を後押ししてきました。両社が持つリソースやノウハウを結集することで、ユーティルは中小企業向けBPaaS事業の強化を図り、さまざまな課題を解決できる包括的な支援を実現することを目指します。
Spicetech社の再始動
今回の買収にあたって、Spicetech社は「株式会社できるくん」に社名を変更し、ユーティルグループのBPaaS専業子会社としての運営を開始します。この名前変更は、主力事業である「ホームページできるくん」を前面に打ち出す意図があります。
新体制の発足により、BPaaS事業を拡大し、中小企業の多様なニーズに応じたサービスを提供することが目指されています。また、Web制作だけでなく、集客ソリューションなどの周辺分野にも展開を進める計画です。
「ホームページできるくん」のサービス概要
ユーティルが提供する「ホームページできるくん」は、中小企業のWebサイト制作におけるコストや技術的なハードルを軽減するサブスクリプション型のサービスです。このサービスは、テンプレートと整備された制作プロセスに基づき、短期間でのサイト公開を実現します。
また、専門スタッフによるサポート体制も充実しており、制作経験が少ない担当者でも安心して利用できる環境を整えています。近年、個人事業主や中小企業の導入実績が増えており、多くの企業に評価されています。
このようなサービスを展開する「株式会社できるくん」は、今後も高付加価値な支援を提供する認知度の高い企業として成長していくことでしょう。
小林氏の新たな役割
新体制においては、小林祥太氏が「株式会社できるくん」の代表取締役を務め、ユーティルグループの執行役員も兼任します。彼の豊富な経験を活かし、BPaaS事業の成長を推進する役割を担うことになります。
小林氏は、これまで多くの企業で営業組織の立ち上げやマネジメントを経験しており、そのノウハウを新たな取り組みに活かす予定です。
今後の展望
技術革新の中で、中小企業はデジタル化を進めるための新しい支援を求めています。ユーティルは、「ホームページできるくん」を皮切りにして、デジタルマーケティングや採用領域など多岐にわたるBPaaSを展開し、「ユーティルに頼れば、デジタル業務は丸投げできる」環境を構築したいと考えています。
中小企業のデジタルパートナーとして、新しい価値を創造し続けるユーティルに注目です。