シード・プランニングの新たな支援
2025-07-08 12:12:29

シード・プランニングが東北メディカル・メガバンク機構に登録、研究支援を開始

シード・プランニングが東北メディカル・メガバンク機構に登録、研究支援を開始



東京都文京区に本社を置く株式会社シード・プランニングは、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)の「統合データベースdbTMM利用支援事業者」として登録されたことを発表しました。この新たな事業により、シード・プランニングは研究者や事業者からの委託を受け、東北メディカル・メガバンク(TMM)計画に基づいて収集した試料や情報を活用した研究支援を行います。

シード・プランニングの支援内容



シード・プランニングは、研究開始までの準備から研究開始後の支援まで、多岐にわたるサービスを提供します。具体的には、まずプレリサーチを通じて、統合データベースdbTMMを利用して研究条件に合った情報を探索します。さらに、必要に応じて試料の有無についても確認・支援を行います。

加えて、申請や契約手続きを円滑に行えるよう支援し、研究が開始された後は、進捗状況の管理や関係者会議の運営、関連する市場調査などをサポートします。

東北メディカル・メガバンク(TMM)計画について



東北メディカル・メガバンク(TMM)計画は、個別化医療と個別化予防の実現を目指す大規模なバイオバンクプロジェクトです。約15万人の一般住民から健康や生活習慣に関する情報を収集し、特に全ゲノム解析のデータは世界的に見ても大規模です。これらのデータは統合データベースdbTMMに格納され、疾患関連遺伝子の探索やバイオマーカーの同定といった幅広い研究に活用されています。

TMM計画で集められている情報の種類



東北メディカル・メガバンク(ToMMo)は、一般住民から追跡調査を通じて収集された情報を活用し、様々な健康や医学的研究に繋がる可能性を持っています。具体的な情報の種類には以下のものがあります。
  • - ゲノム情報(SNP、全ゲノム再解析など)
  • - 健康調査情報(生活習慣や既往歴など)
  • - オミクス情報(メタボロームなど)
  • - 画像情報(MRIなど)

TMM計画の活用モデル例



創薬研究のモデル案

TMM計画の情報を基にした創薬研究は、慢性疾患における有効な分子ターゲットの発見を目指しています。これには、全ゲノム解析に基づく遺伝子や多型の探索が含まれ、疾患群と非疾患群の比較により創薬ターゲット候補遺伝子の特定を行うことができます。製薬企業は、同定されたターゲットを基にスクリーニングアッセイを開発し、化合物ライブラリーを使用したヒット化合物を探索・最適化します。

食品・化粧品研究のモデル案

食品や化粧品の研究開発においては、遺伝情報と生活習慣情報を活用し、個別化された製品の開発やエビデンスの創出を支援します。これにより、特定の体質や疾患リスクに応じた食品や化粧品の機能性表示やターゲット層の明確化が可能となります。

TMM計画の情報の研究での利用方法


TMM計画で収集された試料や情報を研究に生かすためには、「分譲」と「共同研究」の二つの方法があります。分譲は、一定の手続きのもとに研究者に参画してもらう形で提供され、共同研究はToMMoの研究者と利用者が共同で行うものです。このように、シード・プランニングは幅広いサポートを通じて、研究コミュニティに貢献していく方針です。

お問い合わせ先


本件に関する詳しい情報や支援のご依頼は、以下の連絡先までお寄せください。
  • - 株式会社シード・プランニング
担当 : 渡辺
メール : watanabe@seedplanning.co.jp



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