大和市防災・消防体験フェスタでの実践訓練
2025年11月1日(土)、神奈川県大和市で開催される「防災・消防体験フェスタ」にて、キナリノ縁株式会社(以下、キナリノ縁)が初参加します。今回は、災害時に活用できるフードトラックによる炊き出しのデモンストレーションを実施し、自治体と企業が協力する重要性と具体的な支援内容を市民に体験していただきます。
炊き出し協定の背景
キナリノ縁は、移動販売の分野で地域の食文化を支えています。2024年に発生した能登半島地震の際、フードトラックを使って被災者に1,000食分以上の温かい食事を提供した経験から、災害時における食の支援の重要性を深く理解しました。この経験を基に、2024年9月には大和市と「災害時におけるフードトラックによる炊き出し等の実施に関する協定」が締結されました。
フェスタの詳細
イベントは引地台公園令和広場で10:00から13:00まで開催され、野菜スープやコーンスープを提供します。提供数は合計約1,000食を見込んでいますが、なくなり次第終了となります。協力には、さがみ農業協同組合や株式会社サイゼリヤがあり、地元食材を使用したメニューを市民に届けることが目指されます。
市民との連携
このイベントは、災害時における食の支援を実践的に学ぶ貴重な機会です。キナリノ縁は、フードトラックの特性である「移動・即調理・温提供」を生かし、実際に炊き出しを行うことで、市民に対して防災意識を高めることを希望しています。また、アレルギー表示や衛生管理への配慮も行い、災害時でも安全な食事を提供できる体制を整えます。
フードトラックの重要性
「温かい食事が人に与える影響は大きい」という代表の清水麻美子の言葉通り、フードトラックは迅速な支援を行うことが可能です。地域の防災ネットワークを築くために、キナリノ縁は今後も他の自治体との連携を強化し、実効性の高い防災支援を模索していきます。
参加者の体験
フェスタでは、参加者が実際に炊き出しを体験し、被災地で必要な温かい食事がどれほど重要であるかを学ぶことができます。さらに、能登半島地震での炊き出し支援の様子をパネル展示し、避難所生活で温かい食事がもたらす「安心感」や「活力」を感じていただきます。
まとめ
「防災・消防体験フェスタ」は、大和市が主催する防災に特化した体験型イベントです。消防本部や警察など、様々な防災機関が協力し、子供から大人まで楽しみながら防災を学べる機会を提供します。市民参加型で、さまざまな体験を通じて「自助・共助」の重要性を理解してもらうことが目的です。ぜひ、多くの方々にご参加いただき、防災の知識を深めていただきたいと思います。