未来の都市インフラを変える新素材「ドットコンプラス」の発表

未来の都市インフラを変える透水性舗装「ドットコンプラス」

ポンプマン株式会社（東京都あきる野市）は、進化した透水性コンクリート「ドットコンプラス」を発表しました。この新たな製品は、伝統的な透水性コンクリートであった従来の「ドットコン」に比べ、多くの機能投資とデザインの選択肢を提供します。

ドットコンの進化：完璧な構造への道

「ドットコン」は、優れた透水性を誇り、平坦な施工を可能にしたことで人気を集めていました。しかし同時に、歩行者の安全性、デザインの多様性、そして耐荷重の制限といった課題が存在しました。その理解を深め、使用者のニーズに応えるべく開発されたのが、ドットコンプラスです。これにより、透水性舗装におけるすべての障壁が取り除かれ、まさに“夢の構造体”と言える存在感を持っています。

特徴と革新ポイント

ドットコンプラスは、以下の数々の特長を持っています：

- 美しいデザイン展開：基本的に600mm角の正方形デザインを採用し、1cm幅での美しい仕切りが施されています。さらに、長方形や六角形の形状も用意され、周囲の景観に調和させることができます。
- 耐荷重性の向上：15cm厚のタイプは約10トンの輪荷重に対応し、大型車両の侵入が可能。10cm厚のモデルは一般住宅に向き、乗用車用途では鉄筋が不要で、コストを大幅に節約します。
- 施工が簡単な一体構造：従来必要だった型枠や収縮目地がこの製品では不要です。これにより、施工が簡略化され、工期短縮とコスト削減が実現します。
- 透水＋貯留のハイブリッド機能：雨水を速やかに下層へ導き、内部に水を貯めることが可能です。この機能は、雨水浸透施設としての役割も果たし、行政からの助成金の対象にもなります。
- 水平施工が可能：水勾配を必要としないため、設計の自由度が高まり、美観性や安全性が向上します。
- メンテナンスの容易さ：詰まった場合でも、1cmのスリットから内部にアクセスでき、清掃が簡単にできます。

グローバルな展開

ドットコンプラスは、国内のみならず海外市場でも注目されています。2025年には東京都あきる野市で試験施工とお披露目会を行い、公式な販売は9月から開始されます。また、サウジアラビア、タイ、アフリカ地域でも具体的な施工計画が動いています。特にアフリカでは、透水性舗装がマラリア対策として期待されており、水たまりを防ぐことで衛生的な環境に寄与します。

持続可能な未来の選択

ドットコンプラスは、水害対策や水資源の保全、さらにはマラリア抑制という視点からも持続可能な社会を支える重要な製品と言えます。東京都による評価も高く、今後の都市開発において大きな役割を果たすことが期待されています。

展開予定と今後の活動

国内外での展示会も予定されており、世界各国からの問い合わせも殺到しています。日本の技術が生んだ次世代の透水構造材料として、ドットコンプラスの認知度はますます高まっています。

あなたの街にも、この革新的な透水性舗装材を導入してみてはいかがでしょうか。「ドットコンプラス」に関するお見積もりやお問い合わせは、ポンプマン株式会社までどうぞ。