人事図書館での学び
近年、企業においてメンタルヘルスの問題はますます重要な課題となっています。特に、心の不調が原因で休職した方の約半数が5年以内に再び休職するというデータが示すように、企業はその対応策を講じる必要があります。このたび、中央区人形町にある人事図書館が、休職者に対する支援とリワーク施設の効果的な活用法を学べるイベントを開催します。
イベントの目的と概要
2025年3月18日(火)の19時から21時に行われる本イベントでは、メンタルヘルスに関する専門家を招き、休職が決まってから復職までの流れについて詳しく解説します。人事や労務の担当者がどのように考慮すべきポイントや、最近注目が集まるリワーク施設の仕組みについても紹介します。このイベントは、職場のメンタルヘルス対策を強化したい方にとって、非常に貴重な機会です。
リワーク施設の利用メリット
リワーク施設とは、職場での役割を担うために心理的なサポートやトレーニングを提供する場所です。休職からの復帰を目指す方には、ここで専門的な支援を受けながら職場復帰に向けてのステップを踏むことができます。また、企業としても、リワーク施設をうまく活用することで、従業員の再休職を防ぎ、職場のメンタルヘルス環境を改善するための手助けとなります。
登壇する専門家たち
イベントでは、アウェアファイでリワーク事業を担当している堤春乃氏と、臨床心理士として活躍する鳴海孝幸氏が登壇します。堤氏は、過去に自身が休職を経験したことから、同じような悩みを抱える方々へのサポートに注力しています。鳴海氏は、精神的な健康を専門とし、数々のリワークプログラムを手掛けた実績があります。彼らの経験に耳を傾けることは、参加者にとって貴重な学びとなるでしょう。
参加方法
参加希望者は、人事図書館のウェブサイトからお申し込みが可能です。定員は30名で、靴を脱いでの入館が求められます。また、セッション中は名刺交換や営業活動はご遠慮いただく必要があります。
人事図書館について
人事図書館は2024年に東京人形町にオープンした新しいコミュニティです。人事・労務に関する約2500冊の書籍を揃え、600名以上の会員が集まる場所です。参加者同士の知識を共有し、より良い未来を共に展望することを目的としています。イベントは、企業の人事担当者による質の高い情報交換の場としても期待されています。
結論
心の健康を守るためには、企業としても積極的な取り組みが求められます。このイベントを通じて、メンタルヘルス不調による休職者への理解を深め、支援の手法を学ぶ絶好の機会です。興味のある方はぜひ参加をご検討ください。