新たな落石予防の時代へ
日本はこの数年、地震や豪雨などの自然災害に頻繁に見舞われてきました。これらの災害は、特に山間部や斜面において落石の発生リスクを高め、多くの人的被害やインフラへの影響を与えています。そんな中、株式会社イノアック住環境は、岐阜大学、丸ス産業と産学連携を通じて新たな落石予防技術「落石発生源PUR工法」を開発しました。
落石予防技術の必要性
従来の落石対策工法は、斜面の浮石や転石をワイヤーロープで格子状に覆い、固定するものでした。しかし、この方法には隙間が生じるため、地震や豪雨による影響により固定が不十分となり、壊滅的な結果を招くケースがありました。こうした課題を受けて、イノアック住環境は新しいアプローチを模索し、4年以上の実績と知見をもとに「落石発生源PUR工法」を開発しました。
新技術「落石発生源PUR工法」の特長
「落石発生源PUR工法」は、発泡ウレタンを用いた落石予防技術です。この工法では、斜面上にある転石の隙間に現場発泡ウレタンを充填し、複数の石を一体化させることで完結します。これにより、地震や豪雨の際にも個別の石が動くことを防ぎ、落石の発生リスクを根本から低減することが可能となります。
現場発泡ウレタンの利点
現場発泡ウレタンの「フォームライトW」は、以下の特長を持っています。
- - 隙間充填性: さまざまな形状の隙間に合わせて発泡・硬化し、複雑な形状でもしっかりと充填が可能です。
- - 安定性: 不安定な石の周囲の隙間を埋めることで、動きやすさを抑える効果があります。
- - 長期的安定性: 体積収縮が少なく、耐久性に優れるため、長期間にわたり安定した効果を維持します。
このように、現場発泡ウレタンは従来の方法では難しかった不均一な転石群への対応が期待されており、落石防止に新たな可能性をもたらします。
今後の展開
イノアック住環境では今後、岐阜大学および丸ス産業と共に、「落石発生源PUR工法」の設計・施工に関するマニュアルを整備し、全国の現場施工会社が共通の基準に基づいて施工できる環境を整えていくことを目指しています。この取り組みを通じて、さらなる落石対策の普及と安全性の向上に貢献していくことを約束します。
会社情報
イノアック住環境は、イノアックグループの中核企業として、住宅や建築、土木、環境関連事業を展開しています。私たちの理念は“革新と実践”であり、新しい分野を追求するフロンティア精神をもって、常に挑戦を続けています。
イノアック住環境の公式ウェブサイトには、さらなる情報や詳細が掲載されています:
イノアック住環境
以上が新たな落石予防工法「落石発生源PUR工法」の紹介でした。安全で快適な生活環境を実現するための取り組みに、ぜひ注目してください。