ホットリンクグループが新たにDeFi運用を開始、業界に新風を吹き込む

ホットリンクグループのDeFi運用開始

東京都千代田区に本社を構えるホットリンク株式会社は、グループ会社の合同会社Nonagon Capitalを通じて新たにDeFi運用に乗り出すことを発表しました。この取り組みは、ブロックチェーン分野の専門知識を活かし、流動性を提供することで新しい投資機会を創出し、業界に新しい風を吹き込むことを目指しています。

DeFi運用の第一弾：ステーブルコイン「USDe」の活用

Nonagon Capitalが開始するDeFi運用の第一弾として、米ドルに連動したステーブルコイン「USDe」を用いるプロジェクト、Ethenaが選ばれました。このプロトコルを通じて、リスク管理を徹底した運用を行うことで、安定した収益を見込んでいます。特に、流動性が高く、価格変動が少ない資産に限定することで、従来の暗号資産が抱えるボラティリティリスクを大幅に低減することを実現しています。

徹底したリスク管理体制

ホットリンクグループは、非中央集権の金融（DeFi）におけるリスク管理を重視しています。運用方針に基づき、マルチシグによる資産管理を行い、トレードや会計、資金移動のフローを分離することで透明性を確保。定期的なレビューを通じてリスク評価を行い、リスクを効果的に管理する体制を構築しています。

DeFi運用の新たな柱として

今回の運用開始は、Nonagon Capitalの事業戦略における第四の柱に位置づけられています。これまでの事業領域には、ベンチャー投資、コミュニティ事業、バリデーター運営支援事業が含まれており、新たにDeFi運用を加えることによって、デジタルアセット・トレジャリー（DAT）戦略の強化を目指しています。利回り付きのステーブルコインの活用を通じて、安定的な利益確保とともに、業界に対する知見の蓄積を図ります。

今後の展望

Nonagon CapitalのDeFi運用は、ホットリンクによる資金提供から始まります。これにより、運用額の増加や複数のプロトコルを用いた手法の多様化、さらには投資家からの出資を募ったファンドの設立など、今後の活動の幅を広げることを計画しています。また、得られた知見は投資判断の向上や顧客向けコンサルティング、新規事業創出に活かされるでしょう。

合同会社Nonagon Capitalの役割

Nonagon Capitalは、主にサンフランシスコ・ベイエリアで活動するブロックチェーンプロジェクトへのベンチャー投資を行うファンドです。世界中のプレイヤーとの強固なネットワークを持ち、北米とアジア、とりわけ日本市場をむすぶブリッジとしての役割を果たしています。「世界的にWeb3を普及させるプロジェクトを生み出す」というミッションのもと、多様なコミュニティ事業やバリデーター活動を通じて、ブロックチェーン領域での投資活動を推進しています。

ホットリンクの企業文化

ホットリンクは、日米で事業展開を行う企業であり、ソーシャル・ビッグデータの分析を通じて企業のマーケティング支援を行っています。Web3領域においては、データ活用力を駆使し、より多くの人々が「HOTTO（ほっと）」できる世界の実現に向けて取り組んでいます。国際的なブロックチェーンの未来を見据えた戦略的な動きが注目されています。