のんと毎日新聞
2025-08-07 05:46:22

のんが訴える世界の現実、毎日新聞新CM放送開始

のんが告げる世界の現実



2023年8月8日、俳優兼アーティストののんさんが出演した毎日新聞の新しいCM「のんと毎日新聞 今もどこかで篇」が放送を開始しました。このCMは、「のんと毎日新聞」シリーズの第4弾として制作され、戦後80年という特別な年に、視聴者に世界で現在進行中の戦争や紛争について考えさせることを目的としています。

CMの内容と伝えたいメッセージ



このCMは、のんさんが穏やかな日常の中で、遠くから聞こえる戦争の音に気づく瞬間を描いています。春の原っぱで心地よい風の音に耳を澄ませる彼女。感じたことのない銃声や爆発音が、日常を一変させるのです。これにより、私たちには常に目の前にある現実に目を向けるように促されます。「今もどこかで若者たちが戦場に送られる」というナレーションが、無関心でいる危うさを静かに問いかけます。

毎日新聞は、「コミュニケーター・カンパニー」として、情報を通じて人々をつなぐ姿勢を掲げています。このCMを通じて、広く社会の意識を根付かせようとする毎日新聞の意図が反映されています。

戦後80年に向けた取り組み



2025年には戦後80年という節目を迎えるにあたって、毎日新聞は戦争の記憶を風化させないよう様々な取り組みを行っています。座長に井上寿一教授を迎えた委員会が連続座談会を開き、沖縄戦や広島・長崎、戦争トラウマなどに関する特集も展開しています。また、「毎日戦中写真アーカイブ」の活用を通じて、歴史的事実を再確認する機会を提供しています。

毎日新聞は、過去の戦争に関与していたメディアとしての責任を自覚し、戦後も自己検証と反省を重ねてきました。その歴史を踏まえ、平和を重視する姿勢を今までも、そしてこれからも貫いていく意志を表明しています。

のんが持つ影響力



のんさんは、俳優だけでなく音楽や映画制作、アートなど多方面で活躍するクリエイターです。彼女の作品には独自の視点が反映されており、ファンからも高い支持を得ています。2016年に公開されたアニメ映画「この世界の片隅に」では主人公の声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭で審査員特別賞を受賞するなど、その実力を証明しました。

また、のんさんは2022年2月に自ら脚本・監督・主演を務めた映画「Ribbon」を公開し、2022年9月には主演映画「さかなのこ」で日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞しました。このように幅広い作品を手掛けるのんさんが毎日新聞のCMに出演することで、多くの人にメッセージを届ける力を持っていることは間違いありません。

毎日新聞の取り組みと今後の展望



毎日新聞は、創刊以来150年以上にわたる歴史を持つ新聞として、報道の信頼性と多様性を重視しています。2022年には2030年ビジョンを策定し、寛容で公正な社会の実現を目指して今後の活動を進めています。情報を通じて人と人をつなぐことに寄与することを目指し、今後も多様なメディアコンテンツを展開していくでしょう。

今回のCMもその一環であり、のんさんとのコラボレーションを通じて、視聴者に深い思索を促すことが期待されています。お互いの思いを共有し、平和について考えるきっかけを提供するこの取り組みは、これからも注目を集めることでしょう。


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