青森のりんご農家を救う!クマ被害支援のための特別セット販売開始
青森県のりんご農家が直面している「クマ被害」が深刻化しています。この問題を支援するため、東京都品川区に本社を置くオイシックス・ラ・大地株式会社の「らでぃっしゅぼーや」は、特別な「クマ被害支援りんご入りふぞろい食材おためしセット」を11月10日から販売することを発表しました。これは、青森の契約生産者である津軽産直組合への緊急支援として企画されたものです。
背景にあるクマ被害の現実
今年は、全国的にりんごの生産に影響を与えるクマの出没が増加しています。青森の津軽産直組合がある地域では、2025年の出没件数が過去5年の平均を上回っており、県は「ツキノワグマ出没警報」を発令しています。この警報の影響で、作業に従事することが危険になり、生産者は作業時間を制限せざるを得ない状況です。また、特に「アップルベア」と呼ばれるクマがりんごを食べ荒らすことで、農作物の安全性が脅かされています。
津軽産直組合のある地域では、収穫作業が難航し、今年は30本のりんごの木が伐採され、収穫量は1.8トンも減少しました。伐採された木は苗木から育て直すまでに約6年を要するため、今後収穫が期待できるまでには長い時間が必要です。また、収穫作業をする従業員の確保も難しい状況で、人手不足に陥っています。
らでぃっしゅぼーやの取り組み
「らでぃっしゅぼーや」では、これまでに生産者を支援する様々な取り組みを行ってきました。特に、クマ被害に対する支援では、購入された「ふぞろいおためしセット」1セットにつき100円を青森のりんご産地に寄付します。この寄付金は、新しい苗木の購入や電気柵の設置など、クマ対策に使用される予定です。顧客はお一人様1回までセットを注文でき、手軽に生産者支援に貢献できる仕組みです。
商品詳細
この「クマ被害支援りんご入りふぞろい食材おためしセット」は、2025年11月10日から販売開始され、税込1,980円で提供されます。内容には約5,500円相当の厳選した野菜や果物が含まれ、その中には津軽産直組合のりんごも2つ入っています。りんごの品種は「ひろさきふじ」または「ぐんま名月」のどちらかとなります。味覚を楽しむだけでなく、購入することで生産者への支援にもつながる、まさに一石二鳥のセットと言えるでしょう。
地元生産者の声
津軽産直組合の生産者である斉藤篤寿さんは、最近のクマ被害について次のように語っています。「毎日、丹精込めて育てたりんごが食べられてしまいます。クマによる被害が増え、役場や猟友会の支援を受けていますが、檻が不足するなど困難な状況です。夕方になるとスタッフが帰宅するため、作業が進まず、収穫が遅れてしまうのが現実です。」
まとめ
「らでぃっしゅぼーや」の新しい試みは、青森の農家を支えるための重要なステップと言えるでしょう。消費者もまた、食品を購入することで生産者を応援できることを胸に留めておいてほしいと思います。この取り組みが、青森のりんご農家を救う一助となることを期待しています。私たちも、これからの応援を続けていきましょう。詳細は
こちらで確認できます。