コンクリートコーリングがISO 30414認証を取得
2023年、建設業界に新たな歴史が刻まれました。コンクリートコーリング株式会社(西日本)は、ISO 30414の認証を取得し、中小企業としては初めての快挙を成し遂げました。この認証は、人的資本の開示に関する国際標準であり、その取得は企業の信頼性を高める重要な一歩とされています。
認証取得の目的と背景
コンクリートコーリングがこの認証を得るに至った背景には、強い経営方針があります。代表取締役社長の藤尾浩太氏は、人的資本経営に取り組む決意を持って2022年に方針を示し、翌年からISO 30414に基づいた人的資本情報開示を進めてきました。「この認証取得を通じて、社内体制の整備や情報の信頼性を向上させることを目指しています」と述べています。
企業としての成長には、人材の重要性が欠かせません。社内体制を見直し、社員に対して未来に向けた方向性を示すこと、そして新しい人材を引き寄せることが求められています。また、人的資本の情報開示は、求職者やその家族にとっても安心材料となるでしょう。
人的資本開示レポート「People Fact Book 2025」
ISO 30414の認証取得に伴い、コンクリートコーリングは人的資本開示レポートを発表しました。そのタイトルは「People Fact Book 2025」。このレポートでは、社員の情報や経営方針の要約、人的資本に関する指標が詳しく記載されており、企業の透明性を高める役割を果たします。
レポートは2025年2月28日に発行予定で、以下のURLで確認できます:
コトラの支援による認証取得
コンクリートコーリングのISO 30414認証取得には、株式会社コトラの人的資本コンサルティングサービスが大きな役割を果たしました。経営陣へのインタビューや基準のレクチャー、各種データの分析を通じて、企業が求める基準に適合するための支援を行っています。
コトラは、人的資本の開示に関して、企業が抱える様々な課題を解決するための専門的なサポートを行っており、今後も多くの企業の成長をサポートしていく意向を示しています。
今後の展望
コンクリートコーリングのISO 30414認証取得は、単なるスタートに過ぎません。今後、同社は人的資本情報の開示を継続的に行い、信頼性のある企業運営を目指していくことでしょう。これにより、業界の他の企業にも良い影響を与え、建設業界全体の向上につながることが期待されます。
コンクリートコーリング株式会社(西日本)は、これからも社員とその家族、求職者にとって魅力的な企業を目指し、人的資本経営の実践を進めて行くことを誓っています。
