デジタルの民主化DAY -Special-の概要
2024年11月26日と27日の2日間、東京で開催された「デジタルの民主化DAY -Special-」は、大企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する重要なイベントとして注目を集めました。主催は、業務デジタル化クラウドサービスを提供する株式会社ドリーム・アーツで、4社の大企業が登壇し、具体的なDXに向けた事例を共有しました。
イベントの参加状況
本イベントには、なんと1,945名もの申し込みがあり、参加者からの満足度は98%という高評価を得ました。この結果は、多くの企業がデジタル化に対する関心を持ち、高響応を示していることを示しています。多くの参加者が、現場からの視点でITの活用を促進し、業務効率化を図る「デジタルの民主化」の考え方に共感しています。
デジタルの民主化とは?
「デジタルの民主化」とは、現場部門が積極的にITを活用し、企業全体のデジタル化を進めることを指します。この考え方は、DXを進めるための基本理念となり、参加企業がどのように具体的な取り組みを行っているかが問われています。ドリーム・アーツでは、この取り組みを「デジ民」と称し、様々な成功事例を紹介しています。
イベントプログラムの詳細
1. ドリーム・アーツによる講演
イベントのオープニングでは、ドリーム・アーツの松本氏が登壇し、デジタル化に伴う大企業の共通の課題であるIT人材不足について触れました。また、複雑な業務プロセスのデジタル化支援に向けて、「MCSA(Mission Critical System Aid)」のコンセプトも紹介されました。
2. グリー株式会社の講演
続いて、グリー株式会社の井上氏が登場しました。彼は、約20社が関与する契約管理業務において、SmartDB(R)を中心としたSaaSの活用についてお話ししました。新システムの導入までの経緯や成功の秘訣が共有され、具体的な現場の声が印象的でした。
3. 日本経済新聞社の取り組み
次に、日経新聞社の井川氏が、ERPフロントシステムの構築に関する取り組みを紹介しました。特に債務管理と債権管理を軸に、全社フローの統一に向けた挑戦が語られました。
4. 株式会社アイダ設計の成功事例
アイダ設計の田谷氏と筑肱氏は、SmartDB(R)を用いて注文住宅業務のデジタル化を推進する取り組みについて講演しました。基幹システムとの連携と、開発の楽しさについても語られ、聴衆の共感を得ました。
5. ヤマダホールディングスのDXへの挑戦
最後にヤマダホールディングスの久保氏と青木氏が、デジタル改革がもたらす効果や、IT未経験者がどのように業務改善を実現したかを講演しました。これらの実践事例は、今後のデジタル化に向けた大きな希望となるものでした。
6. SmartDB(R)の魅力と実績
最後の講演では、ドリーム・アーツの安川氏がSmartDB(R)の特長と、世界規模でのDX支援の可能性について説明しました。特に、安全性における取り組みや、国際的な企業へのサポートを強調しました。
座談会と参加者の声
本イベントでは、登壇者を交えた座談会も行われ、参加者からの質問にリアルタイムで回答する場面がありました。このインタラクティブなセッションでは、より深い事例についての理解を得る機会が提供されました。
参加者からのアンケートでも、各企業の具体的な取り組みや成功体験が共感を呼んでいました。「IT未経験からの挑戦が素晴らしい」という声や、「具体的な連携やクラウドの活用について理解が深まった」といった感想が寄せられました。
次回の開催予定
「デジタルの民主化DAY」は2025年2月26日(水)に次回の開催が決定しました。大企業のデジタル化に興味がある方々は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。今後もドリーム・アーツは、この理念をもとに、企業のデジタル化を支援していくとのことです。