日本初の水平リサイクルキャップ、酒類飲料に新たな潮流を創出
2025年8月28日、日本包装学会年次大会が東京海洋大学で開催されます。このイベントでは、日本山村硝子株式会社が「酒類飲料における水平リサイクルキャップの開発」について発表します。特に注目すべきは、日本初の試みである水平リサイクルキャップの実証実験です。この取り組みについて詳しく見ていきましょう。
実証実験の概要
日本山村硝子株式会社は、キリンホールディングス株式会社と共同で、リサイクル樹脂を10%混合した新たな2ピースキャップを開発しました。このキャップは、会員制の生ビールサービス「キリン ホームタップ」で提供される「一番搾りプレミアム」の1Lペットボトルに期間限定で導入される予定です。
この実証実験は、日本国内において酒類飲料のペットボトルに使用されるキャップから、同じタイプのキャップへの水平リサイクルを実現する初の試みとして位置づけられています。
REBORN CAP PROJECTとは
この実証実験は「REBORN CAP PROJECT」の一環として実施されます。このプロジェクトは、未回収のペットボトルキャップのリサイクルを推進することを目的としています。日本山村硝子は、ペットボトルキャップを新たな価値を持った製品に再生し、持続可能な社会を築くことを目指しています。
このプロジェクトには、ペットボトルキャップを使用している全国の事業者や団体が参加することが求められています。これにより、一つの製品へのリサイクルを促進し、より多くのリサイクルの機会を創出します。また、このプロジェクトは、2025年に開催予定の大阪・関西万博にも参加することが決定しています。
日本包装学会年次大会の詳細
今年の日本包装学会年次大会では、山村硝子のエースケア推進グループリーダーである林恭広が講演を行い、国際的な視点からリサイクルの重要性についても語る予定です。学会の日時は8月28日(木)14:40から16:00まで、東京海洋大学越中島キャンパスで行われます。
今回の発表により、持続可能な社会に向けたリサイクルの重要性が改めて認識されると共に、業界全体での協力が期待されます。リサイクルを通じて、未来の環境のために何ができるかを考える良い機会と言えるでしょう。
お問い合わせ
日本山村硝子株式会社では、このプロジェクトに関する詳細な情報を提供しています。興味のある方は、プラスチックカンパニーアースケア推進グループまでご連絡ください。みんなで新たなリサイクル社会を目指していきましょう。