立石駅再開発の始まり
2025-11-04 12:29:07

立石駅北口地区再開発事業がついに着工、2029年度の完成を目指す

立石駅北口地区第一種市街地再開発事業が始動



東京都葛飾区に位置する立石駅北口地区で、市街地再開発事業の東西街区新築工事がついに始まりました。本プロジェクトは約2.2ヘクタールの広大な土地に及ぶ大規模なもので、2025年11月1日の着工が発表され、2029年度には竣工予定です。

開発の目的と背景


本事業は、京成押上線の連続立体交差事業と連携し、地域の中心部にふさわしい魅力的な駅前の拠点をつくることを目的としています。立石駅北口には、新設される交通広場を中心に、業務棟と住宅棟が整備されます。業務棟は、葛飾区役所などが入居する地上14階建て、一方、住宅棟は地上36階建てで総戸数は710戸を予定しています。

このプロジェクトでは、都市の防災性の向上や居住環境の改善、多世代が安心して暮らせる良好な街づくりが進められる予定です。地域に根ざした生活サービスや公益サービスの充実にも力を入れ、商業機能の拡充を図り、地域の交流の場を形成していくことが求められています。

歴史的背景と進展


立石駅周辺は、長年商業地として栄えてきましたが、近年は狭い道路や老朽化した木造建築の増加が課題として浮上していました。この問題を解決すべく、1996年に「立石駅北口地区再開発研究会」が発足し、2007年には準備組合が設立。2017年には都市計画が決定し、2021年に本組合の設立が認可され、2023年には権利変換計画が承認されました。

このように、多くのステップを経て本事業は着実に進行してきたのです。今回の新築工事の着工により、長年の夢が一歩前進し、地域の発展が期待されます。

事業の概要


この再開発事業は、以下の内容で進行されます。
  • - 施行地域: 東京都葛飾区立石四丁目および七丁目の一帯
  • - 建物規模: 東街区は地上14階・地下3階、西街区は地上36階・地下2階
  • - 主要用途: 東街区には庁舎や店舗、公益的施設が含まれ、西街区は住宅と商業施設で構成されます。
  • - 敷地面積: 東街区は約4,660㎡、西街区は約7,130㎡、交通広場は約3,410㎡です。
  • - 延床面積: 東街区は約41,490㎡、西街区は約82,170㎡を予定しています。
  • - 高さ: 東街区は約75m、西街区は約125mと高層ビルの佇まいを見せます。

設計・監理には、東京の実績を持つ株式会社日本設計や三井住友建設株式会社が携わり、施工は鹿島と三井住友特定建設の共同企業体が担当します。

地鎮祭の開催


2025年10月29日、東西街区の新築工事に向けた地鎮祭が行われ、参加者には本組合の理事長や主要な参加企業のメンバーが揃いました。これによって、再開発の進行への期待が高まると共に参画する企業間の連携も確認されました。

今後の展望


立石駅北口地区第一種市街地再開発事業は、葛飾区の中心として、文化、住まい、商業が共存する活気ある街を目指し進行しています。今後も市民の期待に応えながら、地域の発展に貢献するプロジェクトとして残りの工程が進められます。地域住民と共に創り上げるこの街の未来が、地域の新たなランドマークとなることが期待されています。


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