第2回 JR東日本 地域共創アワードの受賞者発表
JR東日本は「変革2027」という経営ビジョンのもと、地域の持続可能な発展への貢献を目指して活動を行っています。その一環として、昨年から開始された「JR東日本 地域共創アワード」では、地域課題解決に取り組む個人や団体を表彰しています。今年も選考が行われ、第2回の最優秀賞と優秀賞が決定しました。
アワードの目的と選考内容
このアワードは、JR東日本グループが地域の皆さんと連携し、持続可能な地域づくりに貢献する取り組みを評価するものです。選考対象は、JR東日本グループと共に地域の振興に寄与する個人や団体で、年に一度表彰が行われます。選考委員には、観光分野や地域活性化に関する専門家が名を連ねており、その公正な審査に基づいて受賞者が選出されています。
受賞者一覧と取り組み内容
最優秀賞
一般社団法人安中市観光機構
『鉄道文化遺産を活用した「碓氷峠廃線ウォーク」高付加価値化の取組み』
1997年に廃線となった信越本線の一部を有効活用するため、安中市観光機構はガイド付きのウォーキングツアーを製作。2024年の夜間ウォークツアーの追加で、より多くの観光客を呼び込む高付加価値化が進められています。
優秀賞
VERTERE合同会社、奥多摩町(東京都)
『クラフトビールで地域活性化』
奥多摩町では、地元のクラフトビール醸造業者と連携し、地域の資源を活用したイベントを開催。3,500人以上が来場し、地域の経済に新たな息吹を与えています。
優秀賞
一般社団法人 HAKUTAI
『山形県のさくらんぼ剪定枝を活用したアップサイクルプロジェクト』
山形県のさくらんぼ産業において、剪定枝をリサイクルして価値のある製品へと生まれ変わらせるプロジェクトに取り組んでいます。子ども向けのワークショップなども通じて、地域の人々に参加を促しています。
優秀賞
長和町(長野県)
『コミュニティバスからフルオンデマンド乗合バスへの切換え』
長和町では、交通の便を向上させるためにAIオンデマンドシステムを導入します。これにより、利便性を増しつつコストの削減も図る取り組みが進められています。
まとめ
第2回JR東日本 地域共創アワードの発表は、地域の持続可能な発展に寄与する個人や団体の意義を再確認させる内容となりました。今後もJR東日本は地域のニーズに応える取り組みを続けていくことでしょう。受賞者の詳細や表彰式の様子は、JR東日本の地域共創ホームページからも確認できます。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
JR東日本グループの地域共創ホームページ