ビジネスの未来を切り開く「LEVEL UP STAGE2025」の受賞者が決定
2025年11月11日、町田市で行われたビジネスコンテスト「LEVEL UP STAGE2025」の最終選考会が開催され、多くの応募の中から見事グランプリに輝いたのは、株式会社ICSIの伊純明寛氏が手がけた産業用持続消臭剤「さふ™︎」でした。このコンテストは、創業支援の一環として多摩信用金庫と町田新産業創造センターが共催し、182名の多くの応募者が参加する中で行われました。
コンテストの概要
「LEVEL UP STAGE」と称されるこのコンテストは、応募者の事業を加速させることを目指した事業支援型ビジネスコンテストです。応募が始まったのは2025年春で、約半年間にわたり選考が行われ、この中で応募者のビジネスプランはさらに成長することを目的としています。昨年の成功に続き、今年も沢山の新しいアイデアが集まりました。
受賞者詳細
グランプリを受賞した伊純明寛氏は、製薬企業で微生物感染症の研究を行っていた経験を活かし、病院での悪臭問題に対するソリューションを提供します。「さふ™︎」は、腐敗物質や排泄物から生じる悪臭を強力に消臭することを目的とした製品で、病院の現場での課題を解決するために開発されました。これにより、日常の課題から生まれたアイデアがビジネスとして形を成しました。
さらに、以下のような入賞者も選ばれました。
- - SILVER賞には、ARTOYの小澤美和氏が「手で描く汚れないフィンガーペイント」を提案し、親子の絆や情操教育を育むプロジェクトが評価されました。また、日本語アカデミー株式会社の塩谷理紗氏は「NihonGO OnBoard」というビザ待機期間を利用したプログラムで受賞。
- - BRONZE賞には、Quickry株式会社の坪井勇介氏が「待たせる時間を価値に変えるスマート整理券」を開発、法本蘭氏はLGBTQ+フレンドリーなプラットフォームを提供するFauveを提案、そして矢地宏毅氏は「Gojo!」というコミュニティ貢献可視化ツールで受賞しました。特別賞には、相模女子大学社社会起業特別賞として法本氏も受賞し、さらにTAMA Big Advance賞やミライクルラボ賞も授与されました。
アーカイブ配信と今後の展開
今大会の最終選考会の様子は、公式サイトやYouTubeチャンネルでアーカイブ配信が行われる予定で、これにより参加者や関心のある方々が選考の過程を振り返ることができます。あわせて、受賞者の方々がどのようにその後のビジネス活動を展開していくかも注目です。
このようなコンテストを通じて、新しいビジネスアイデアが生まれ、地域経済の発展に寄与することを期待しています。共催企業として参加した株式会社AGORAや町田新産業創造センターは、引き続き創業支援に力を入れていく方針です。今後の活動にも注目が集まります。
公式サイト情報
LEVEL UP STAGE公式サイトでは、受賞者の情報や今後の予定が掲載されており、次回以降の参加募集についても告知されています。是非、今後のビジネスコンテスト情報をキャッチしてください。