銀座・和光で秋のアートを楽しもう!
銀座のセイコーハウスホールにて、今年も『美の魁け ―日展の現代(いま)―』が準備されています。10月23日から11月3日までの約2週間、日本の現代工芸や美術の第一線を担う作家たちの作品が一堂に展示されます。この展覧会は、特に国際的にも評価される日展に関連する作家たちの作品の魅力をより身近に感じることを目的としています。
展覧会の見どころ
第9回目を迎える本展では、大臣賞を受賞した作家を含む約40点の選りすぐりの作品が並びます。これまでの展覧会からさらに成熟した作品と感じられることでしょう。作品ジャンルは、日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5つの科目に渡り、それぞれの個性が際立っています。
日展理事長である宮田亮平氏は、「本展が開催されることに感謝し、来場者の皆様に美しさを十分に味わっていただけることを願っています」と語っています。その言葉通り、会場には、技術とこだわりが詰まった作品が並び、訪れる人々を圧倒することでしょう。どの作品からも、作家の深い思いや感情が伝わってきます。
例えば、日本画の渡辺信喜氏による『早春』は、季節感あふれる風景を描写しており、観る者の心に静けさをもたらします。また、工芸美術の奥田小由女氏によるレリーフ作品『富士への道』は、日本を象徴する富士山をモチーフにした力強い作品です。これらの作品はそれぞれの分野で作家が磨きをかけた技を示しており、多くの人々にインスピレーションを与えてくれます。
ギャラリートークについて
また、特別なイベントとして、日展の作家によるギャラリートークも開催されます。これにより、作品の裏話や制作過程を直接聞くことができる貴重な機会となっています。
- - 10月24日(金): 寺久保文宣氏(洋画)
- - 10月25日(土): 田中徹夫氏(書)
- - 10月26日(日): 能島浜江氏(日本画)
- - 11月1日(土): 武腰一憲氏(工芸美術)
- - 11月2日(日): 上田久利氏(彫刻)
各日14:00から開始され、混雑時には人数制限が設けられる可能性があります。
まとめ
『美の魁け ―日展の現代(いま)―』にぜひ足を運び、現代日本アートの深さと美しさに触れてみてください。入場料は無料ですので、気軽に訪れることができます。美術があまりわからないという方でも、作品を通して感じるものがきっとあるはずです。
開催概要
- - 会期: 10月23日(木)~11月3日(月)
- - 会場: セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
- - 時間: 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
- - 休業日: 無休
- - お問い合わせ先: 美術部 03-3562-2111(代表)
最新情報は和光の公式ホームページやInstagramでご確認ください。