VOLTAが東京都でのリチウムイオン電池回収モデル事業に採択
株式会社VOLTAは、東京都環境局が実施する「リチウムイオン電池混ぜて捨てちゃダメ!プロジェクト」において、協働事業者に採択されたことを発表しました。このプロジェクトは、リチウムイオン電池の増加による廃棄物処理過程での問題を解決し、安心・安全な回収を実現することを目指しています。
増加するリチウムイオン電池とその影響
近年、リチウムイオン電池を使用したデバイスが飛躍的に増加していますが、これに伴い、廃棄物処理の過程で発生する火災事故のリスクが高まっています。特に家庭から排出される電池の回収は、法律に基づいたメーカーの回収や自治体による回収ルートがありますが、処理環境やコストの問題が影響しています。
東京都は、複数の自治体から集めたリチウムイオン電池を効率的に回収し、資源化事業者に売却することで、リサイクルを促進し、火災事故を防ぐ試みを始めます。
VOLTAのリサイクル能力
VOLTAでは、家庭ゴミとして捨てられるリチウムイオン電池やモバイルバッテリー、ニッケル水素電池や小型電池を、安全に運搬し、買い取り・資源化を行います。具体的な対象物には、膨張や燃焼後のモバイルバッテリーも含まれています。この取り組みにより、東京都内の回収体制が強化され、リサイクル効率が向上することが期待されています。
安全で効率的なリサイクルの実績
VOLTAは、多種多様なリチウムイオン電池のリサイクル業務を手掛けており、放電・乾燥、破砕、選別プロセスを用いてレアメタルの濃縮や銅・アルミなどの再資源化を実現しています。また、一般社団法人JBRCや自動車再資源化協力機構と連携し、リサイクル事業を進めています。
環境への取り組み
VOLTAはRE100に加盟し、再生可能エネルギーの利用を推進しています。これにより、電池リサイクルプロセスでのCO2排出を最小限に抑え、安全かつ低炭素なリサイクルを実現します。今後、追加の自治体からの入荷も進め、持続可能なリサイクル社会の実現に向けた努力を続けていきます。
まとめ
VOLTAの活動は、東京都のリチウムイオン電池回収プロジェクトを通じて、地域社会の安全と環境保護につながる重要な役割を果たしています。今回の取り組みにより、自治体のコスト削減や地域の困りごと解消に寄与することで、多くの社会課題の解決が期待されています。今後のVOLTAの動きに注目です。