マーケティング成熟度調査
2026-06-24 09:12:49

BtoBマーケティング組織の成熟度調査、わずか7.5%が先進企業と判明

調査背景と目的



近年、BtoB企業はマーケティングオートメーション(MA)や営業支援ツール(SFA)へ積極的に投資していますが、その効果には依然として課題が多く存在しています。実施した「マーケティング組織実態調査2026」では、施策がほとんど単発に終わったり、ROI(投資対効果)が不明確または営業活動と連携が不足しているなどの問題が浮き彫りになりました。市場の競争が激化する中で、これらの問題の根本にはマーケティング組織の成熟度があると考え、調査を実施しました。

調査結果ハイライト



1. マーケティング組織の全体平均成熟度は2.40/4.00



調査では、全体の平均成熟度が2.40という結果が出ており、これは「整備レベル」にさえ達していない段階を示しています。さらに、先進企業とされるレベル(総合スコア3.5以上)に到達しているのは、わずか7.5%に過ぎません。これは、多くの企業がマーケティング施策に投資しているにもかかわらず、その成果に転換できずにいる状況を表しています。

2. 年商500億円が成長の分岐点



年商499億円以下の企業は成熟度が2.0〜2.3で停滞していますが、年商が500億円を超えると成熟度が2.82に大きく跳ね上がりました。このことは、企業の成長に伴い組織が進化していない企業が存在することを示唆しています。特に人材投資やプロセスの整備において、キャリアパスやPDCA(計画・実行・評価・改善)などが大きな差を生んでおり、この「成長の崖」は重要な課題と言えるでしょう。

3. 自社の状態を分からない回答者が約6割



調査の結果、なんと58.8%の回答者が自身の企業の状態を「分からない」と回答しました。特にツールの最適化、Web分析、予算に関する質問で多くの「分からない」が見られ、企業内部での情報共有や透明性の欠如が浮き彫りになりました。
役職が下がるにつれてこの「分からない」率も上昇する傾向が見られ、組織の中で重要な情報がブラックボックス化していることが懸念されます。

4. AI活用の成熟度と相関関係



AIを業務に組み込んでいる企業は37.6%にとどまりました。びっくりすることに、データとツールのインフラが未成熟な企業のAI活用スコアは1.76で、しっかり整っている企業は2.89と、大きな差が生じています。この調査から、AIの実用化には組織の基盤が非常に重要であることが示されています。

5. 業種ごとの成熟度の違い



調査では、広告やIT業界、金融業界が2.5以上の成熟度を示している一方で、小売や不動産業はその成熟度が2.3を超えていませんでした。製造業においてもツールの活用が今後の課題として浮上してきました。これにより、各業種がどの分野でつまずいているかがより明確になっています。

調査レポートのダウンロード



この調査結果については、全16ページの詳細なレポートが公開されており、無償でダウンロード可能です。レポートには、4つのカテゴリに分かれた設問別スコアや、年商規模別、業種別のベンチマークデータも収録されています。

詳しい資料のダウンロードは以下から可能です。
調査レポートはこちら

まとめ



BtoB企業におけるマーケティング組織の成熟度が低迷している現状は、競争の激化が進む中で許されるものではありません。今後はAI活用がますます経営課題になっていきますが、その成功を左右するのは「AI Ready」な環境、すなわち組織の基盤をいかに整えるかにかかっています。

ワンマーケティングは、この課題に対して、売上を生み出すプロセスの全体像を再構築し、支援を行っていく方針です。


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