成長産業カンファレンス「GRIC2025」がやってくる
今年11月に開催される「GRIC2025」は、国内外のスタートアップ企業が集結し、そのアイデアやビジョンを披露するピッチコンテストを特長としています。主催者であるフォースタートアップス株式会社は、成長産業支援に熱心に取り組んでおり、このイベントはスタートアップの国際的な展開を後押しする重要な場となります。
GRIC PITCHとは?
「GRIC PITCH」は、主に世界市場への進出を目指すスタートアップが、投資家や企業関係者の前でプレゼンテーションを行うコンテストです。特に注目すべき点は、このコンテストには120名以上の審査員が参加し、彼らが選定した評価基準によって、各企業の成功の可能性を見極めることにあります。このイベントは、すべてのプレゼンテーションが英語で同時通訳され、世界中に配信されるため、参加企業にとっては大きな宣伝機会ともなります。
テーマ別のスタートアップ紹介
今年のGRIC PITCHでは、3つの異なるテーマが設けられています。これにより多様な分野からの企業が参加し、専門性を活かしたピッチが行われることになります。
1.
CLIMATE TECH には、環境問題に取り組む技術を持つスタートアップが多数参加します。たとえば、二酸化炭素を直接回収するシステムを開発する「Planet Savers」や、高精度な洪水シミュレーションを行う「Gaia Vision」が挙げられます。これらの企業は、気候変動に対する新しい解決策を提供し、持続可能な未来を追求しています。
2.
FRONTIER TECH では、宇宙関連技術や防衛技術を持つ企業が注目を集めます。無人衛星を使った研究・製造プラットフォームを開発する「ElevationSpace」や、宇宙デブリの発生を防ぐための技術を持つ「BULL」がその一例です。これらの企業は、未来の技術革新に向けた挑戦を行っています。
3.
UPRISING DIGITAL では、デジタル技術を活用した革新的なサービスを提供する企業が登場します。AIを用いたがん検査サービスを開発する「Craif」や、自律型AIエージェントを提供する「JAPAN AI」がその代表例です。これらのスタートアップは、デジタル時代の新たな可能性を追求し続けています。
賞の受賞と特典
ピッチコンテストでは、厳しい審査を経て各テーマの中で特に優れた企業に「THEME AWARD」が贈られ、全体でも最も評価が高い企業には「GRAND PRIZE」が与えられます。また、選ばれた企業には、国際的な投資家とのネットワーキングや海外イベントへの参加機会など、グローバルな舞台での活動を促進するための特典が用意されています。企業によっては、スポンサー企業から特別な支援が得られることもあります。
参加方法
「GRIC2025」は、ハイブリッド形式で開催されます。オフライン自体は渋谷ヒカリエで実施され、オンラインでも同時に配信されるため、どこからでも参加可能です。入場は無料ですが、オンラインセッションに関しては事前の登録が必要です。興味のある方は公式サイトをチェックして参加登録を行いましょう。
まとめ
「GRIC2025」は、成長産業のさらなる発展を支援する重要なステージであり、多彩なスタートアップが集まることで新しいビジネスの種が育つ場所です。特にピッチコンテストは、参加者にとって自己アピールの絶好の機会になるでしょう。今後のスタートアップの成長と、以下の企業の動向に注目です。