ワタミ手づくり厨房 栃木センターが再生可能エネルギー100%運用を開始
2025年10月1日より、ワタミ株式会社の「ワタミ手づくり厨房 栃木センター」は、使用する電力のすべてを再生可能エネルギーに切り替えたことを発表しました。これは、同社が展開する冷凍惣菜ブランド「ワタミの宅食ダイレクト」の生産拠点において、環境に優しい運用を実現するための重要な一歩と言えます。この取り組みは、ワタミグループ全体で6拠点目の再エネ導入となります。電力供給は、グループ内のワタミエコパワーが担当し、大手電力と同等の価格で再エネ電力を提供するプランを実現しています。
環境宣言から始まった持続可能への道
ワタミグループは1999年に「美しい地球を美しいままに、子どもたちに残していく」という環境宣言を掲げ、以来、さまざまな環境負荷低減策を展開してきました。2010年には、外食企業として初めて「エコ・ファースト企業」に認定を受け、これを機に独自のビジネスモデル「ワタミモデル」を確立しました。これは、再生可能エネルギーを使用した循環型の6次産業モデルであり、持続可能な社会の構築に貢献しています。
RE100への挑戦
現在、ワタミは国際的なイニシアチブ「RE100」にも加盟しており、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギー化することを目指しています。これまでにも、本社ビルや食品加工工場などで再エネへの切り替えを進めており、今回の栃木センターで6拠点目の導入が実現しました。この取り組みにより、他の製造拠点や営業所、店舗でも順次再エネへの切り替えが推進される予定です。
電力循環モデルの確立
ワタミエコパワーを中心に、再エネ電力を供給する体制が整い、グループ内での電力循環モデルが確立されつつあります。2035年度の中間目標、そして2040年度の「RE100」の達成を目指して、さらなる取り組みが加速する見込みです。これにより、環境負荷の低減とともに企業のエネルギーコスト削減やCO2排出削減への寄与が期待されます。
結論
ワタミの栃木センターが再生可能エネルギー100%を達成したことは、企業の環境への取り組みの一環であり、持続可能な社会を目指す大きなステップです。このような企業の採用は、エコな社会の実現に向けての重要性を示しています。ワタミの今後の取り組みに注目が集まります。