ホットリンクの新技術
2025-12-11 12:35:28

ホットリンクがプライバシー重視のブロックチェーン運用を開始

ホットリンクグループがプライバシー重視のブロックチェーン運用を発表



株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区)、そのグループ企業である合同会社Nonagon Capitalが、プライバシーを重視したブロックチェーン・プロトコル「INTMAX」のノード運用を開始したことを発表しました。この革新的な取り組みが、Web3の未来にどのように寄与するのか、詳しく見ていきましょう。

1. INTMAXとは?



INTMAXはスイスのRyodan Systems AGが開発したブロックチェーンプロトコルであり、その特長は処理能力の高さ、手数料の低さ、そして強固なプライバシー保護です。このプロトコルの核には「プライバシー・マイニング」という新たな手法があり、利用者や企業が自らのプライバシーを守るために貢献し、それに対する報酬を得る仕組みが整っています。

特に、INTMAXは2025年8月27日から国内企業との実証実験を開始予定で、次世代データセンター事業のモデル確立を目指します。これは、ゼロ知識証明技術を活用してプライバシーを保護しつつ、さまざまなIoTデバイスの統合を目指すものです。

2. Web3とプライバシーの必要性



ブロックチェーン技術はその透明性から、多くの利便性を提供する一方で、個々の取引履歴が容易に追跡可能であるという課題も抱えています。このため、デジタル決済や医療データの取扱い、さらにIoTデバイスの管理などが進む中で、プライバシー保護がますます重要視されています。

イーサリアムコミュニティのリーダーであるヴィタリック・ブテリン氏が強調するように、透明性とプライバシーの両立は未来の持続可能な社会基盤を構築する鍵となるでしょう。

最近の暗号資産コミュニティでは、米国での規制整備が進む中、機関投資家の参入が増加していますが、同時に個人データの追跡や管理への懸念も高まっています。このような状況下で、プライバシーを保護するプロトコルや暗号資産への関心が再燃しています。

3. ゼロ知識証明とその利点



INTMAXの基盤技術であるゼロ知識証明では、特定のデータを開示することなく、その正当性を証明できます。これにより「誰が」「誰に」「いくら送ったのか」といった情報を外部に知られることなく、資産の送金が行えるため、個人や企業同士の取引がより安全に実施できるのです。

4. 未来への展望



Nonagon Capitalは、これからもブロックチェーンやプロトコルの運用対象を拡大し、次世代インフラとしてのブロックチェーンの進化を促進していく予定です。その知見は、国内企業がWeb3の領域で新たなユースケースを開発する際のサポートにも活かされます。

5. 技術ブログの公開



ホットリンクは、INTMAXのブロック・ビルダー運用にむけて行ったリサーチ結果や試行錯誤を技術ブログにまとめています。興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。


6. 企業情報



合同会社Nonagon Capitalは、サンフランシスコ・ベイエリアに本拠を置くベンチャーファンドで、ブロックチェーンプロジェクトへの投資を行っています。日本市場との橋渡し役を担い、インフラやエンターテイメントなど多様なプロジェクトへのシードステージ投資を行っています。

まとめ



ホットリンクが推進するINTMAXは、今後のデジタル社会において重要な役割を果たすことが期待されます。プライバシーを守りながらも、新たなイノベーションを促進するこのプロトコルに今後注目です。


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