初のドローンファイト世界大会が開催
2023年2月23日、神奈川県横浜市にて、待望の第一回ドローンファイト世界大会が無事に開催されました。今回のイベントは、日本国内から集まった選手たちが繰り広げた熱戦の場として、多くの注目を集めました。
世界中から集結した選手たち
日本代表選手は、1月25日と26日に行われたチャレンジクラス予選会、そして2月16日の選抜予選会を通じて選ばれました。また、海外ではタイ、ニュージーランド、韓国、ベトナム、イスラムコミュニティー、ネパール、カンボジア、ラオス、ブラジルなどからも選手たちが参加しました。
総参加者数は434名、年齢層は5歳から79歳までという幅広さ。特に注目すべきは、先天性ミオパチーをお持ちのゆりなさんや車椅子を使用するマッハさんなど、様々な背景を持つ選手が同じルールで参戦した点です。このような多様性は、ドローンファイトの魅力の一つと言えるでしょう。
優勝者の誕生
大会の結果、優勝はフライハイト名古屋会場から出場した井上翔太選手が果たしました。彼は初代『バーストキング』の称号を手に入れ、その実力を証明しました。準優勝はジュピター有明会場からのカイ選手、3位はサンダDパーク会場から出場したシュン選手でした。名古屋や長野からも多くの選手が上位に食い込み、地域の活躍を見せました。
イベントの情報
本大会は一般社団法人日本ドローンファイト協会が主催し、オンラインでも同時に開催されました。ZOOMを使用した新しい形態での競技が導入され、選手たちはリモートでつながりながらスタートしました。また、オープニングセレモニーでは各国への中継が行われ、スペシャルアンバサダーのデッカチャン氏からの挨拶がありました。
イベントはYouTube LIVEで配信され、視聴者は選手たちの熱戦をリアルタイムで楽しむことができ、参加できなかったファンたちもその模様をアーカイブによって確認できる仕組みとなっていました。アーカイブは
こちらからご覧いただけます。
競技のルール
ドローンファイトは、手の平サイズのトイドローンを使用し、相手の風船を早く割ることを競うゲームです。スタートまでの距離を調整し、それぞれの会場で風船の高さを合わせることで、オンラインで同時対戦が可能になります。世界大会では、風船を2個割った選手が勝者となるルールで行われました。
ドローンファイトの歴史
ドローンファイトは2019年に特許出願がなされ、2020年には『バルーンバスターズ』として法人設立されました。2021年には競技名が『ドローンファイト』に改称され、一般社団法人日本ドローンファイト協会が設立。以来、さまざまなイベントが行われ、2023年にはトイドローン平和利用を目的とした日を制定するまでに至りました。2025年には初の国際大会も計画されているとのことで、今後の進展が楽しみです。
ドローンファイトの走りを岡田推したような進展に期待しつつ、この新しいスポーツがもたらす未来に目が離せません。