ネクスウィルとTREASURYの資本業務提携
2023年、株式会社ネクスウィルは、資本業務提携を株式会社TREASURYと締結した。この提携は、訳あり不動産の買取事業を手がけるネクスウィルが目指す「売りたいのに売れない不動産をゼロにする」というビジョンを具体的な形で実現するものである。ネクスウィルは、全国的に訳あり不動産を買取り、その後再販を行う事業を展開しており、その過程で市場の流動性向上に取り組んでいる。
提携の目的
TREASURYとの提携によって、両社は不動産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。これにより、より円滑な取引環境が構築され、取引における透明性が高まることを目指している。また、地方自治体との連携も強化される。すでにTREASURYの支援により、愛媛県八幡浜市との間で空き家流通促進に向けた連携協定が結ばれたことが具体例として挙げられる。このような地方創生の取り組みをさらに広げていくことが双方の目標となっている。
ネクスウィルが取り組む訳あり不動産
ネクスウィルが扱う訳あり不動産は多岐にわたる。一般的には事故物件としてイメージされることが多いが、実際には相続による共有持分の存在や、再建築が不可能な物件、登記の未処理によって所有者不明の状態に至った不動産など、さまざまな理由がある。これらの訳あり物件をネクスウィルは買い取り、権利関係の整理を行った上で再販する。
具体的なサービス
ネクスウィルでは、訳あり不動産を扱う「ワケガイ」という買取事業と、不動産の売買希望者をマッチングさせるCtoCプラットフォーム「空き家のURI・KAI」を提供している。有効的なサービスの展開を通じて、不動産市場における問題の解決を図っている。
企業情報
株式会社ネクスウィルは、東京都港区に本社を置き、丸岡智幸氏が代表を務めている。訳あり不動産の買取やCtoCプラットフォームの運営に取り組み、FIREを目的とした不動産投資にも力を入れている。これに対し、TREASURYは東京都千代田区に本社を構え、システム開発や不動産業務、人材事業など多角的に展開しており、山下誠路社長が率いる。
今後の展望
今回の提携を通じて、ネクスウィルは、「売れない不動産」に関する課題解決に向けた新しい一歩を踏み出すことになるだろう。この提携により、両社はそれぞれの強みを活かし合いながら、不動産市場の透明性と利便性の向上を目指していく。今後の活動が期待される。
会社概要
所在地: 東京都港区東新橋2-11-4
代表取締役: 丸岡智幸
事業内容: 訳あり不動産買取事業
HP:
nexwill.co.jp
所在地: 東京都千代田区永田町2-4-11 FRIEND BUILDING 2階
代表取締役社長: 山下誠路
事業内容: システム開発、不動産事業など
HP:
treasury.jp
この提携によって、不動産市場はますます革新され、さらなる発展が期待される。