大人の文化探求『サライ』最新号、上野を特集
文化・教養誌『サライ』が、最新号で上野の魅力を存分に引き出しています。2025年5月号は、地下鉄やカツサンドの発祥の地である上野を特集し、見どころ満載の内容となっています。この号の発売日は2025年4月9日、価格は税込みで1000円。
上野の文化の核
上野恩賜公園は、その広大な敷地に国立科学博物館や国立西洋美術館などの数々の文化施設を抱えています。そして、これらの施設は東京ドーム11個分の広さという広大さで、多くの人々に文化的な喜びを提供し続けています。特に、東京国立博物館は、この公園の中でも「美と知」の証ともいえ、その重厚な建築は一見の価値があります。美術史家の山下裕二さんがこの博物館の魅力や見どころを解説しており、展示物の選び方から、文化財の重要性まで、深い洞察を得ることができます。
上野の「はじめて」
上野は「日本初」の宝庫でもあります。日本最古の公園である上野恩賜公園をはじめ、地下鉄、私鉄、モノレールなど交通の根幹もここから始まりました。また、信号機やカツサンド、駅伝といったさまざまな文化も発祥の地です。アーティストの井上涼さんが案内役として登場し、これらの「はじめて」を楽しく紹介しています。
食文化の歴史
明治時代からの西洋文化は、上野にも多くの影響を与えました。洋食店がその名の通り西洋の食文化を持ち込み、今日まで受け継がれてきました。落語家の林家つる子さんと共に、上野の食文化を巡る旅も興味深いです。特に、創業から140年以上を迎える『ぽん多本家』や、絶品の蕎麦懐石が楽しめる『根津雙柿庵』、洋食を季節ごとにアレンジする『キッチンさくらい』、そして52周年を迎えるバー『EST!』など、歴史ある食のスポットを取り上げています。
特別企画も見逃せない
また、特集記事では「紳士もすなるパフェ」と題して、パフェの魅力についても考察しています。美しく特徴的な層を持つパフェが、食べる楽しみと共に視覚的な美しさも提供します。資生堂パーラーの「ストロベリーパフェ」をはじめとして、新世代のパティシエたちが創り出す個性的なパフェも紹介されており、全国の名品図鑑も見逃せません。
このように『サライ』2025年5月号は、上野の持つ多面性を浮き彫りにしており、東京の魅力を再発見する内容となっています。上野を歩けば、東京の本物の姿が見えてくることでしょう。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。