東京の大学生向け「東京グローバル・パスポート」留学支援制度がスタート！

東京グローバル・パスポート制度の開始

2025年12月1日、東京都は新たな留学支援制度「東京グローバル・パスポート」の募集を開始します。この取り組みは、将来のグローバルな人材育成を目指し、国内の大学に在籍する学生に向けた海外留学のサポートを行うものです。特に、短期コースと中長期コースの2つの選択肢が用意されており、留学経験のない若者にも挑戦しやすい環境を整えています。

制度の概要

本制度は、海外の教育機関へ派遣される学生に対し、必要な経費の一部を助成するものです。具体的な支援内容として、アメリカにおける短期留学では最大90万円、中長期留学の場合は最大315万円の支援が受けられるため、留学にかかる費用の負担を大幅に軽減することができます。これにより、経済的な理由から留学を諦める学生が少なくなることが期待されています。

制度の特徴

1. 短期・中長期コース: 短期コース（28日以上〜4か月未満）には年間500名の特別枠が設けられています。中長期コース（4か月以上〜1年以内）にも100名の募集枠があり、より多くの学生に留学の機会を提供しています。

2. 所得制限なし: 経済的な背景に関係なく、意欲ある学生を広く支援することにこだわっています。これにより、多様な学生が留学にチャレンジできるようになります。

3. 求める人物像: 自ら考えて行動し、未知の領域への挑戦を恐れない主体的な姿勢を持った学生を求めています。これは、今後のグローバル社会で活躍する上で重要な要素です。

募集の詳細

短期コース

- 募集人数: 250名
- 選考方法: 書面審査
- 応募条件: 日本国籍を有し、国内の大学等に在籍していること、30歳以下であることなど

中長期コース

- 募集人数: 100名
- 選考方法: 書面審査＋面接審査
- 応募条件: 短期コースと同様の条件に加え、厳しい基準が設けられています。

応募方法

応募は、在籍大学を通じて行う必要があります。2025年12月1日から2026年2月27日までの期間中に、専用の応募フォームから申請してください。また、一部大学では事前の締切が設けられている場合がありますので、早めの準備が推奨されます。

今後の流れ

1. 応募開始: 2025年12月1日
2. 応募期限: 2026年2月27日
3. 書面審査・面接審査: 中長期コースでは4月下旬に結果が通知され、面接は5月中旬に実施されます。
4. 採否通知: 短期コースは6月上旬、中長期コースは6月下旬に行われます。
5. 留学手続き: 採用決定後に詳細が通知され、壮行会や事前研修も予定されています。