ビットコイン投資の現状とその認知度についての調査結果

ビットコイン投資に関する調査結果について

2009年に誕生したビットコインは、今や世界で最も注目されている暗号資産の一つとなりました。今年で誕生から15年を迎え、ビットコインは過去最高値の10万ドルに達するなど、ますます注目を浴びています。本稿では、株式会社フォーイットが運営するWeb3メディア「Mediverse」が実施した、ビットコイン投資に関する調査結果をご紹介します。

調査概要

調査は20歳以上の男女500人を対象に、2024年12月1日から実施されました。ネットリサーチによるこの調査は、ビットコインの認知度や投資の実態を浮き彫りにすることを目的としています。

ビットコインの認知度

調査結果によると、ビットコインを認知していると回答した人は62.4%に上ります。世代別では、50代の男性が最も高い認知度を示し、80%近い数字を記録しています。また、認知度には性別の差異もあり、男性の方が高い傾向にあります。

世帯年収別に見ると、300万円未満の層を除き、300万円以上では7割がビットコインを認知しているという結果に。このことから、世帯年収による認知度の違いはあまり見受けられないことが伺えます。

ビットコインへの投資状況

実際にビットコインに投資していると回答したのは、62.4%の認知者の中で16.0%に留まっています。興味深いことに、男性の投資率は女性の2倍以上の結果となり、特に20代の若年層においては投資意欲が高く、40%以上が投資を行っていることがわかりました。

世帯年収が1,000万円以上の世代での投資割合は約30%で、300万円未満の層と比較して4倍の差が見られるなど、世帯年収による投資意欲の違いも指摘されました。

投資開始時期の分析

ビットコインへの投資を行っている16.0%の人々に、投資開始時期を尋ねてみたところ、最も多かったのは「2021年～2023年」で42.0%、次いで「2024年」が32%となります。つまり、約74%の投資者がここ3年間に投資を始めているということがわかります。

年代別に見てみると、20代の多くは最近の2年間に投資を始めているのに対し、30代は2019年から2020年にかけて投資を行っている傾向があり、40代以上ではこの2024年に集中している様子が伺えます。性別で見ると、男性は2021年から2023年にかけてスタートする傾向が強く、女性は2024年からの投資開始が目立ちます。

結論

今回の調査から浮き彫りになったことは、ビットコインの認知度は6割を超えているものの、実際の投資を行っている人は少数派であり、その背後には十分な情報や知識が得られていないことが考えられます。また、認知度や投資傾向には性別や年代、世帯年収が大きく影響していることが明らかとなりました。

15年を経たビットコインは、今後ますます多くの人々に利用されるよう期待されています。私たち「Mediverse」は、これからも暗号資産やビットコインに関する最新情報を広く発信し続けていきます。