自然と共に歩む未来を築く「Tokyo-NbSアクションアワード」での受賞
生活協同組合パルシステム東京は、1月27日に新宿区のパークタワーホールで開催された「第2回Tokyo-NbSアクションアワード」において、中小規模法人部門で優秀賞を受賞しました。この賞は、東京都が2024年度に創設したもので、自然を活用した持続可能な地域づくりの取組みが評価されています。特に、「いなぎめぐみの里山」における自然体験活動が地域コミュニティの形成や、多様な主体による里山管理の継続に貢献している点が高く評価されました。
Tokyo-NbSアクションアワードとは?
Tokyo-NbSアクションアワードは、東京都が自然の力を活用し、地域の社会的課題を解決する取り組みを表彰する制度です。54団体からの応募の中で、パルシステム東京を含む4団体が受賞の栄誉に輝きました。受賞の際には、東京都の栗岡祥一副知事から記念品が授与され、地域活性化や里山保全への貢献が称賛されました。
里山活動の背景
「いなぎめぐみの里山」は、2004年に稲城市で設立されました。かつては宅地開発によって放置されていた山林が、農業や竹林整備体験ができる交流の場へと生まれ変わりました。2017年にはパルシステム東京が土地を取得し、翌年には自然環境保全地域としての指定を受けました。こうした背景の中で、地域住民や利用者との連携を深めるため、さまざまな事業が展開されています。
新たに株式会社nuucotoをパートナーとして迎え、里山管理や営農体験などのイベントが企画されるようになりました。2024年度は68回ものイベントが予定されており、特に地域住民との交流が重視されています。実際に、里山で育った野菜を使用したピザ作りや流しそうめんを楽しむ場が提供されており、毎年約3千人が参加しています。
持続可能な未来へ向けた取り組み
2023年には新たに森づくり計画策定タスクが発足し、里山の環境面での課題──孟宗竹の増殖や広葉樹の枯死など──に取り組む姿勢を示しています。タスクには、専門家や住民が参加し、より持続可能な里山のあり方を目指して協議が進められています。共に手を携えることで、里山の価値をひろめ、持続可能な地域づくりを進めていく計画を立てました。
将来の担い手を育成することも視野に入れ、地域住民との協力を強化することで、里山環境の保全と管理を継続しています。これにより、環境学習や生物多様性の重要性を次世代に伝えていくことができると考えています。
終わりに
今後も生活協同組合パルシステム東京は、地元の利用者や地域住民との協力を通じて、自然を生かした課題解決に取り組んでいきます。「いなぎめぐみの里山」が地域の絆を深め、持続可能な社会を目指すモデルケースとなることを期待しています。こうした活動を通じて、自然と共生する未来が広がることを願っています。